厚生省は少子化を未婚のせいとしているが、本当の原因は中絶の合法化(1948)だ。
http://www1.mhlw.go.jp/topics/syousika/tp0816-2_18.html
http://www.garbagenews.com/img17/gn-20170917-08.gif
上のグラフの通り、1947年までの出生率は4.5以上あったが、1948からたった数年で人口維持に必要な2.07を割っている。
それ以後は中絶前に生まれた最後の世代(戦争から戻った男性が子作りして生まれた世代)が子どもを産んだ1970年あたりで何とか2.07を超えたが、以後はまた2.07未満。
つまり、1947年まで人口が維持できていたのは中絶できなくて産むしかなかっただけで、ほんとは産むのも育てるのもイヤなのだ(当時の中絶の理由の最多は母体の健康状態)。1947年までは中絶は堕胎罪という犯罪だったので、妊娠したら産むしかなかった。
未婚率の推移グラフ
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/images/1540.gif
出生率が急減した1948年あたりは、逆に未婚率は下がっている(=成婚したのに子どもを産まなくなった)。
未婚率が顕著に上がり始めたのは1970年あたりだが、これは工業化により職住が分離して地縁のお見合いが成立しなくなったからだと言われている。
http://livedoor.blogimg.jp/ikikatahatarakikata/imgs/b/2/b28d39cf.png
見て分かる通り、高度成長期やバブルの頃に出生率や未婚率が改善した形跡はない。
あるのは中絶合法化前の最後のベビーブーム世代が1970年頃に出産した時の出生率の僅かな上昇だけで、それは景気や未婚率とは無関係である。
金があっても結婚したくないし子どもも要らない。それが戦後ずっと続いている動きだ。
昔はみんなが結婚して子どもがたくさんいたのは強制されていたからだ。
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ここまではデータに基づいた話。
以後はただの私見。
このように、厚生省の主張のままに未婚率を改善しても少子化は改善しない。
はてなーの言うように若い世代に金を回しても未婚率は改善しない。
個人の自由に任せれば社会は維持されず、社会の維持を掲げれば個人の自由を制限するしかないのだ。
でもこのご時世で社会のために強制結婚、強制出産なんて許されるはずもないだろう。
そうなると、出産と子育てを個人から分離して国としてやる必要が出てくる。
それを言うなら俺は少子化の最大の原因は避妊具の発達のせいだと思う 元来、子孫を残すための行為なのに避妊具のせいでその行為だけを気軽に楽しめるようになってしまった まあそん...