2017-12-05

場面緘黙症のことを知ってほしい

私は小学生のころ場面緘黙症という心の病気だったと思う。

思うというのは、当時はその病気存在を知らなくて確定はできないから。

しかし、調べてみると症状が当時の自分酷似しているのでまず間違いないと思う。

場面緘黙症とは、ウィキペディア解説を借りると

「家庭などでは話すことができるのに、社会不安社会的状況における不安)のために、学校幼稚園といったある特定の場面・状況では話すことができなくなる症状が続く状態のことをいう。 幼児期発症するケースが多い」

だそうだ。

私も家庭では普通に話していたが、学校ではうまく話せない、声が出ない状況だった。

原因はわからない。

この病気の怖いところは、話せない以外に特に障害がないので「ただの大人しい子」として認識されて周りが気づかないことだ。

私も親や友達教師に気づかれることなく、自分でもなぜ話せないのかわからず一人で苦しんでいた。

そして子ども残酷で、大人しい子はからかわれることが多い。

少し話すことがあると「増田がしゃべった!」と囃し立てられたり、一斉に注目を浴びたりするので余計に話しづらくなる。

それに、高校生くらいまでは明るくて面白い方が友達はできやすい(一般的には)ので、話さない私に友達ほとんどできなかった。

大学に上がってから価値観の合う大切な友達もできて、恋人もでき、今はそれなりに幸せだ。

しかし、後遺症なのかトラウマなのかいまだに人前で大きな声を出すことができない。

コミュニケーション力が重視される就職活動ではこれが大きな枷になった。

最近になって場面緘黙症存在を知った時、あの頃知って治療できていたらどれだけ生きやすくなっていただろうと私は泣いた。

私は場面緘黙症のことをもっと知ってほしい。

周りに大人しい子がいたら少し気にかけて欲しい。

しかしたら一人で理由もわからず苦しんでいるかもしれないから。

力になってあげてください、お願いします。

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