コスプレイヤーになったのは大学に入ってから。ちょうどエッチで制服の女の子がたっくさんでてくるゲームがブームだったころにそのゲームで一番人気の子を人気イベントでやったのがはじまりだった。
イベントにいくに連れ、ツイッターのフォロワーは次第に増えた。
撮影会にも登録したし、誘われてちょっとフェチっぽい撮影だってした。
でもフォロワーはある日突然頭打ちになってファボもリツイートも伸び悩んだ。
撮影会でも似たような人しか来なくなって、いよいよ私は追い詰められた。
そんな中、私の写真がエロサイトに流出。それを見つけたのが私の彼氏だった。
データの解析度からしてツイッターから保存したものとは考えにくく、明らかに撮ったカメラマンの犯行に間違いはなかった。
彼氏は集めた数千人のフォロワーを持つツイッターは全削除するようにといった。さもないと結婚しないと。私は泣く泣くツイッターを全削除して表向きは姿を消した。
それからの私はひどく荒れてしまった。ツイッターを見るたびに「全盛期の私ならもっとリツイートもお気に入りも伸びてるのに」とか 「なんでこんな子が今推されてるんだろう」とか。そんなことばっかり考えてしまい、ストレスで太ったし、どんどん加齢していき、年下がチヤホヤされていく。でももう一度コスプレイヤーとして輝いてみたいと思ってた。
そんな時、美容室で女性ファッション誌をパラパラ見てみた。いつもとは違うハロウィンのコスプレをするモデルさん。スタイル抜群で顔も小さいモデルがするコスプレはレイヤーがやろうとしてるコスプレよりも遥かに完成されてた。
そのあとに、コスプレイヤーがモデルのファッション誌を本屋で見かけた。内容はグラビアばかりでファッション誌ともグラビア誌ともどっちつかずで、単純にこれはグラビア誌で大々的に男性向けとして販売したほうがよかったのではないかなどと思ってしまった。
やっぱりコスプレイヤーがファッション誌のモデルをするのとファッション誌のモデルがコスプレするのとでは、後者のそれが圧倒的に洗練されてることに気づいた。
あとは同性に憧れを向けられることって単純にすごいことなんだとも悟った。
来世ーー来世があるならきっと私は赤文字系モデルになろうと思います。
それでは。皆様。左様なら。
気色悪いカメコにちやほやされるより彼氏といちゃいちゃしてるほうが間違いないのになあ
いつの時代も束縛男子と依存女子が当たり前のようにいることを思えば、性役割の存在もまた普遍的にあるんだろうなあと思うなど。
「人気コスプレイヤーになる夢」、の「人気」はなくても続けることはできるじゃんと思ったけど 要するにコスプレ云々よりチヤホヤされたいのね。
そんな糞みたいな彼氏別れろよ。典型的なDV。
切ないわ。切ないけど、来世と言わず別の何かでこの増田が輝けることを祈ります。