2017-05-29

官房長官が本当に日本海に落下したときニュースタイトル

こういう記事がやたらブックマークされていた

官房長官 隠岐諸島から約300キロ日本海に落下か

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170529/k10010998681000.html

北朝鮮という主語がなく、官房長官その人が落下したというネタブコメは盛り上がっていた。

ミサイル北朝鮮によって発射されるニュースが頻繁なため、ミサイル北朝鮮、というコンテキストが共有されているため、情報伝達においてタイトルにくわえるまでもなく伝わってしまう。

逆に、本当に官房長官が、隠岐諸島から約300キロ日本海に落下したときにどんなニュースタイトルになるのか。

例えば、官房長官プライベートを孤島で過ごしているときに、誤って海に落下してしまったときニュースタイトルは、

官房長官が休暇中に船から落下 安否を確認中」

とかになるだろう。ニュースで影響がありそうなのは

などの情報が真っ先に知りたいわけで、どこで落ちたのかという情報はあまり必要がない。

すると、「官房長官 隠岐諸島から約300キロ日本海に落下か」というタイトルになるためには、

官房長官の安否がわかっている、官房長官がどういう状況で落ちたのか、国民の多くが知っている状態で、安否や状況をニュースタイトルに入れる必要がないとき

どこに落ちたのか、という情報重要とき

しかし、官房長官という職は、内閣事務を統括する非常に重要ポジションで、国外出張ほとんどできない。

緊急時に1時間以内に官邸入りできる体制が望ましいため、国内でも遠くの外出が難しい。

これを踏まえて、本当に官房長官が海に落ちたときの状況を考えてみる。


国内出張を予定していた官房長官が乗る飛行機ハイジャックされた。ハイジャックニュースで大々的に取り上げられていた。

犯行グループSPとの死闘の末、飛行機はなんとか奪還したものの、ドアがあいしま官房長官が落下。 SP無線で連絡を入れた。

これでは、官房長官の安否の情報タイトルに入るはず。死亡なのか安否不明なのか。

とすると、安否は明らかな状況にする必要がある。亡くなってしまった状態だと、「故○○官房長官隠岐諸島から約300キロ日本海に落下か 」

になってしまう。なので生きている状態が明らかだが、「どこで落ちたか」が重要な状況を考えなければならない。

生きている状態が明らかということは、すでに保護されている状態だ。つまりから落ちてしばらく経った状態である

しかしこの状況だと、ニュースタイトルとしては、今起きた状態ではなく、過去の状況であることを明らかにする必要があるので

官房長官 隠岐諸島から約300キロ日本海に落下していた」

となってしまう。

まとめると、

官房長官が生きている

場所以外の落ちた状況が国民に広く知れ渡っているほどの注目度

③どこに落下したのかはたった今分かった

④落ちた場所情報重要である

こんなシチュエーション小説書いてくれって頼まれたら、小説家は書けるものなの?

追記

本当はこれで増田文学書こうとしたんだけど、設定が思いつかなかったんだよ!

ブコメで良さそうな設定があったら書く。

  • 官房長官の生体認証でしかロックが解除されない核攻撃中止のスイッチ的なのが日本海にプカプカ浮かんでて なんらかの事情でヘリコプターとか船舶が周囲数100kmに近づけなくて ...

  • 官房長官が本当に日本海に落下したときのニュースタイトル http://anond.hatelabo.jp/20170529225133 この日記を読んで今まで抱えてた疑問を思い出した。 どれだけの高所からなら無事に着水可能...

  • http://anond.hatelabo.jp/20170529225133 いや結局は同じ事なんだって 各メディアの見出しの付け方に“方言”があるって事 フリーだったり各社を渡り歩いたりしてるライターなら 違和感あっても...

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