ずいぶん前の話だが、就職面接で「なぜ就活するにあたって髪の毛を黒に染めなかったのか」と聞かれたことがある。
俺は母親が白人のいわゆるハーフ。髪の毛は生まれたときから通常の日本人より明るめの茶色で、このときも染髪していない地毛の状態での面接だった。
(言うまでもないが)DNAの半分は日本人のものであることから、日本人的な特徴も持ち合わせている顔立ち。初対面では「もしかしてハーフですか?」ともしかしたら白人っぽい日本人なのかも……的なニュアンスで質問されることも稀にある。
そういう経験から、面接官は俺がハーフであることに気付いてないのかと思い、「父は日本人ですが、母が白人で……」と説明すると、
「いやそれは分かるけど、どうして黒に染めなかったの?」と少し苛立った様子の面接官。
一瞬意味が全く理解出来なかったが、どうもこの面接官は「就活をする学生はみんな髪の毛を黒に染める。=就活をする人は地毛が黒であろうとなかろうと黒染めしないのはマナー違反」と思っているらしい。
いや髪の毛を染めるのが就活する上でルール違反である(と認識している時代遅れが多い)訳なんだからたとえ黒でも髪の毛染めたら意味ないだろとか、日本人でも元々髪の毛が真っ黒じゃない人はいるだろとか、このグローバル化社会の真っ只中でよくそんなこと言えたなとか、いろんなことが頭の中をグルグル回っていきついた結論は、「もうこんな会社入りたくないし、この面接官を困らせてやろう」というものだった。
初めは おっしゃる通りですね!たとえ地毛が何色であろうと黒染めするのがマナーでしたね!日本人の髪の毛の色は黒がスタンダードですからね!と露骨にゴマすり。面接官はしたり顔。
じゃあ、私のこの高い鼻も日本人のスタンダードではないので削らなければなりませんね!今度手術して参りますので!あ、この身長も日本人の平均より高いので低くしなければなりませんね!いくらくらいお金かかるんだろうなぁ(笑)と露骨に煽ると、いやそこまでは言ってないと焦りだす面接官。
え?でも日本人の大多数と違っている部分があると駄目なんですよね?地毛の色が黒じゃなくても黒染めしなければならないってことはそういうことですよね?と詰めると、もう結構です……と面接官。
気がおかしい奴と思われただろうか。そう思いたければ思えばいい。それでも、俺たちは違いを認めない奴と戦わなければいけない。人種や性別、趣味嗜好を理由に辛い思いをする人のいない社会にしていく使命がある。
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お前がな
怒る必要はないわな そう思うならはじけばいいだけだし
才能ないからやめた方がいい
「余談」に見せかけた自慢で全て台無しに 若いね
こんな時代錯誤な会社が今なお日本に存在してるから、この国はどんどん衰退していくんだな。
おっさんが黒髪を好むから仕方ない。髪の色が派手だったらどうしても不良という風に見てしまうのだろう。ちなみに俺は幼少期まで金髪だったらしいが顔が日本人だった事と成長して...