はてな民は知らないかもしれないけど、世の中若い頃は不真面目だったり、不良だったりした方が人生得するんだよ。
何でかって言うと、若い頃ヤンチャしてた奴が大人になってから真面目になると、
そのギャップで周囲の人たちがそいつがめっちゃ良い奴になったみたいに勘違いしてくれるんだよ。
少年漫画のサブキャラとかも、悪→改心→善のパターンで主人公の仲間になるだろ?
人間って、元から真面目だった人より、昔は不良だった奴が真面目になる成長物語に魅せられるんだよ。
「若い頃はヤンチャしていましたが、今では・・・」みたいな自分語り。で、みんなそういう話に簡単に感動しちゃう。
はてな民は子どもの頃からコツコツ真面目に生きてきたタイプが多そうだけど、
それであなたが真面目なことを評価してくれる人がひとりでもいましたか?
うん、いないよね? そう、だってそういうキャラの扱いだもん。そこにギャップがない。
だからね、世の中の多くの親が知らないというか、気付いていないんだけれども、
自分の子を「いい子」に育てようすると、かえってその子の人生のハードルを上げてしまうことを知っておいた方がいい。
もちろん、学業なんかは取り返しがつかないから、勉強自体はやらせた方がいいけど、
とりあえず一定の成績が維持できている限りは、悪い意味でも子どものやりたいようにやらせておいた方が良いんだよ。
昔の名門進学校って、大抵の場合、風紀がめちゃくちゃ荒れてたんだよ。先生も一緒になって悪いことしてたりした。
何でかというと、そっちの方が将来的に(本人の)社会的評価が高まるって感覚的に分かっていたからなんだね。
地方の世襲代議士なんかは、よく「あの放蕩息子が今では立派になって・・・涙」なんて評価されてることが多かった。
何でそうなのか、なんて知らないよ。でも、人間はギャップの大きいものに惹きつけられる本能がある。