今回は裏サンデー
今回はもうすぐ新装開店に向けての、目標の収支だとか、コストの話だとか、メイド喫茶という商売目線での話ね。
まあ、今回の話用に取って付けたかのような、付け焼刃みたいな浅い話ではあるが。
とはいっても、そんなディープな話されても恐らくほとんどついていけないし、作風的に求められてもいないだろうから、これ位でいいと思う。
要は「リアリティは重視しないが、全く無視する気もない」って解釈で読ませてもらう。
まあ、今後の展開次第では、私のスタンスは齟齬をきたすかもしれないが。
娘にとった厳格な態度が完全に裏目に出た、と。
しかも、身内の死に対して、まるで仕事を失敗したときみたいな言い訳。
そりゃあ結果論だし、客観的に見ればその言い訳は間違っていない。
でも、言動の結果として招いた事態であることは事実だし、自身に少しでも呵責があるならその言い訳は父親としては勿論、人としてもいただけないよなあ。
まあ、真意が明確に描写されていない段階だし、キャラクターの人格描写が多側面的な作風なので、一概に是非を決めるべきではないのだろうけれども、如何な理由があっても最悪な印象は覆らないのは仕方ないよな、これは。
今回は、学校での友人関係や、食べ物の好き嫌い、そして親子関係。
これら要素が独立せず、それぞれが相関した結果、どれもが良好になっていくというストーリー構成は、中々の完成度。
皮肉でも何でもなく、とても真面目な作りに感心する。
小綺麗にまとまっていて私は評価するけれども、特筆した独自性がこれといってないから、あんまりウケがよくなさそうなのが気になるんだよなあ。