学生時代からオタクっぽいと言われてきたし、よくオタクっぽいヤツが同類だと思ったのか話しかけてくることも多かった。
でも自分はオタクじゃなかった。まったくオタクじゃなかった。マンガもアニメもゲームも声優も特撮もプロレスも何もかも知らなかった。
見た目がオタクっぽいからリア充な友人はできなかった。そしてオタクじゃないからオタクな友人もできなかった。
一度オタクな人にアニメを薦められて見たけど、全然面白くなかった。とあるオンラインゲームを勧められてやったけど面倒なだけだった。
自分は一言で言えば無趣味だった。学生時代は大学と自宅を往復するだけで満足だった。
今思えば好奇心や意欲と皆無の人生だった。服装にも関心がないからオタクっぽくなるんだろう。
本を読むのは好きだったけど、何かを語れるほどでもないし、趣味は読書といっても無趣味の代名詞と思われるだけだ。
そもそも自分は小説やフィクションの類は読まない。というかバカバカしくて最後まで読み切れない。
マンガやアニメもバカバカしくて辛い。ゲームは面倒。アイドルや芸能人なんか興味持ってどうするんだって思う。
そうして自分にはついぞ友人ができなかった。小中高は幼なじみが何人かいたが、彼らみんな高卒で就職してしまった。
自分が不思議に思うのは、この世の大半の人たちは趣味を持っていて、そうした趣味で集うことができるのだということ。
趣味を持つこと自体が意味がわからないし、ましてや趣味で集まるってどういうことだ?
中学高校で部活とかやってなかったのかな。 増田が多少でも面白いと思うものを趣味と言ってしまえばいいと思うけど。増田観察とか。
会ってみないと分からないが、君はロボットじゃないか? 増田を書けるまでに学習したなら、大したもんだ。