かつてのぼくはちょっと自意識の肥大した学生で、ネットで悪い意味で話題になった奴らを皮肉ったり、揶揄するようなツイートをよく書いてた。ブログも持ってて小保方問題とかに一言もの申したりしてた。匿名でそういうことを書くのに背徳感がないわけではなかったが、「クソ」「クズ」的なIQの低い誹謗中傷じゃなくて、問題の本質を見抜いたうえでチクリと一刺し、的な、そういうことを書けてる自負があったから快感だった。
で、ぼくがいる職場はそれぞれがクリエイターみたいなものだから、全員記名でSNSをやってる。内容は制作物の紹介とか、ちょっとした近況とか。一緒に仕事しててもみんな能力があって良い人ばかり。
だからって、先輩たちがたんなる善人ってわけじゃない。やっぱそれぞれ溜めこんでるものはあって、飲み会になるといろんな人の口から頻繁に悪口が飛び出す。悪口のやり玉に挙がるのは大きいところだと政策とか、やらかした有名人、ポリシーのない同業者とか色々。ウェブ上では淡々と作品を載せたりちょっとしたユーモアで和ませたりしてる人たちが、同じくらい鋭い切り口で身近なものをバサバサ斬って、アルコールと一緒に消費していく。翌日には全部忘れたように仕事に戻ってる。
それで気付いた。学生の頃に俺がやってたことって、この人たちが思っても言わなかったことをネット上に大公開してただけなんだな、と。
何が「本質を見抜いたうえでチクリ」だよ。そんなん一定のレベルに達してたらみんな得られる知見でしかなかった。先輩たちは言ってもどうしようもないと分かってることを見えるところでは言わないだけだ。鋭いことを言えちゃう視点を悪意の発散の免罪符にしてたことがわかって恥ずかしくなった。もちろん先輩らも見えないとこで匿名で愚痴ってんのかもしれないけどさ、そうあって欲しいとちょっと思ってしまう自分が嫌ね。
裸の王様じゃなくて低能なゴミクズだったんだろうが なにが王様だゴミクズの分際でw
ん?まだ酔いが覚めてないみたいだな。
尊敬できる人たちは裏表がないとあっさり信じちゃうとかちょろすぎ 特定できないアカウントで愚痴ってるかもしれないじゃん
今時は飲み会ですら隣の席の知らない奴がwebで垂れ流す危険のある時代だからどこ行っても落ち着かねえけどな。
チクリしかできない雑魚がバサバサ斬ってくパイセンと同格とか頭おかしいんじゃないか?