健常者と異なり、労働条件は派遣社員以下のレベルに落とされている。
これは同一時間同一労働下にあっても同じで、給与差別が当然の如く行われている。
ある南の方の鉄道の特例子会社のホームページにおいて、障がい者の紹介で労働条件が非常に低く見積もられており、
8時間労働で月収9万円程度になっている事を見ても給与差別は明らかだ。
次に有給休暇が、一般正社員は20日ほど貰えるが、障がい者は最大12日しか与えて貰っていない。
障がい者の場合、正社員待遇であるにも拘らずあまりに低い数字である。
これに異論を唱える者があれば、数日後にはシュレッダー係に転属を命じられるのだ。
最後に離職率である。障がい者雇用は基本的に障がい者を受け入れば国から助成金が貰える為に
就職率が高い一方で、定着率は低い事で知られる。
無論精神状態や肉体的状況を鑑みての退職も多いが、一方でバリアフリーを謳いつつ形だけで
社員全体からのフォローが殆ど全く見られない等でパワハラ・セクハラが横行し易くなっている事が大きい。
欧米ではそんな事はないという人もいるが、こういう例もある。
例えばビルゲイツの会社では障がい者は一人しか雇用されていないのである。障がい者支援先進国のアメリカでもこの程度なのである。