2015-06-25

内に秘めたる記憶

自慰をしようと、気分を上げる為に画像を探していた。とりあえず、という訳か今の自分と同じ状況の自慰画像を探そうと試みた。

そして自慰をする女性画像がつらつらと並んだ画面をぼんやりと見る。すると、ページの最後に この画像を見た人はこちらの画像を見てます!と言う所謂宣伝リンクにそれは載っていた。

そこに羅列された文字には 角オナ と書かれていたもので、なんとなく興味を惹かれた私はそのページをクリックする。するとそこには、机やら椅子やらに股間を擦りつけている女性の姿が映っていたのだ。

そして眠っていた記憶が蘇った。それは幼少期から、16歳くらいになるまで私が使用していた自慰方法だったのだ。

物心がついた頃から家にある椅子に跨り、外では鉄棒やうんてい、跨げるものがあればフェンスにさえ登って跨っていた。当時は全く自慰だと言う自覚もなく、ただ跨がれば気持ちいい事に気付き恥ずかしいとも思わずいつでもどこでも、棒状の硬いものがあれば跨っていたのだ。

それが徐々に恥ずかしいと自覚した小学生頃でも、休み時間にうんていに股間を擦りつけるだけで時間を潰したりもした。とにかく今思えばサルのように自慰をしていたと思う。

そして自分で股間を触る自慰方法を知った小学6年生の頃、試しに自分の股間に手を伸ばした。けれど決定的な快感を得られずパンツを履いてすぐさま家の椅子に跨った。

中学生に上がった頃、レディコミを読み漁り、その広告に載っていた電動歯ブラシという言葉だけを頼りに使っていなかった電動歯ブラシを陰部にあてた。自分でゴソゴソと触った時よりは気持ちよかったが、棒状のものに跨った時以上の快感は得られなかった。

こうして私はまた、棒状のものに跨る行為を辞められなくなった。昔に買ってもらったホッピングの持ち手に跨がれば太さもちょうどいい事に気付いてからは、家に誰もいない時を見計りベランダに出してあったホッピングを家に持ち入り、待ってました!とばかりに跨った。

棒状のものに跨ってから少しすると股間が熱くなり、それでも跨り続けていると更に股間がじゅわ〜っと熱くなる。そして降りずに跨っていると次の熱さが襲う。これをすれば半永久的に股間が熱くなったり、更にじゅわ〜っと熱くなったりを繰り返し、降りる事すら億劫になるくらい気持ちがいいのだ。

そして16歳を過ぎた頃初めての彼氏が出来て私はその自慰から足を洗った。

それから自慰自分の手で触ったり、玩具を使ったりというものに変化した。けれど、当時みたいに自慰トリコになる事はなくなった。というより、ほとんど自慰をする事がなくなった。

今、20歳をそこそこ過ぎた私はとあるキッカケから自慰を再開した。再開した後はAmazonで購入したピンクローターに頼りっぱなしだ。けれどやっぱり昔やっていた、所謂角オナの頃よりは明らかに頻度が少なくなっている。

しかしもう一度、角オナをしようとは思えないのだ。それは快感が足りないかもしれないと言う危惧ではなく、どうにも恥ずかしさが勝ってしまうからなのだ

そしてまたハマってしまう事を否定出来ないからである

所で、角オナを他の人はしているのだろうか。私の他にもしている人がいたらまた再開してしまうかもな、とぼんやり思った。

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