2015-04-26

何もしていないのが苦手だ

何もしていないのが苦手である

から休日がとても苦手だ。

1日家から出ないと憂鬱で、とてつもない後悔に襲われる。

別に人に会う用事でなくてもいいし、遊びじゃなくても全然よくて、だから皇居ラン」とか「休日出勤」とか、そういうのでもいいので、とにかく何かしら1日にひとつは「予定」を入れる。

予定がひとつでも入っていればいいかというとそうでもなくて、一つ予定が入ると、今度はその前後を「埋めたい」気持ちが強まってくる。1日に2、3つ予定を入れるとやっと安心する。とにかく、区切りなくあたえられている白いキャンバスを区切って区切って塗りつぶさないと気がすまない。

かといって、何でもいいから時間をつぶしたいわけではない。単に時間が埋まるだけの予定、たとえば別に興味ない飲み会とかに行くと、「わざわざ金を払って時間無駄にして余計なカロリーとって何をやってるんだろう」と、とてつもない後悔に襲われる。恋人デートするときでも、相手の趣味スポーツ観戦とかだったりすると、「別におもしろくねえな……」と、早く帰りたい気持ちでいっぱいになる(まあそれは結局相手のことがそんなに好きじゃなくていっしょにいるだけでも幸せ、みたいな状態じゃないということかもしれない)。だから基本的に、同じアイドルとか同じコンテンツが好きなオタクとは週1でも週2でも会ってさわげるけど、どんな人と付き合っても、月1か隔週がよくて、週1も週2も時間をさくなら、もっとちゃんと有意義な「予定」を入れたいと思ってしまう(別にオタクとだべるだけなんて、世間では有意義でも何でもないだろうけど)。

あと、1日中単一の予定で埋められてしまうのもいやだ。休日出勤という予定をつくった場合も、「休日仕事をしてしまった〜」という後悔はないんだけど、「今日仕事しかしてない……」という気持ちにはなる。友人でも恋人でも、そしてたとえ共通の趣味人間であったとしても、ある人と会う予定が入った時に、後ろに予定がないとその予定が半日以上つづいてしまうんじゃないかという時にも、無理やり別の予定を後ろに入れてしまうことが多い。予定があるフリして別れて、本屋とかデパートとか行って買い物してしまうこともある。だから仲の良い友達恋愛相談をすると、「とりあえず1日中いっしょに過ごせる人を探してみたら?」と言われたりする。

でも、だからこそ、こっちの好きなものになんでもつきあってくれる人のことをすごく尊敬してる。先日、こちらから最近会ってないな〜」と思って久しぶりに誘った人に、「何したいですか?」って聞いたら、「別に特にしたいことなからなんでもいいよ〜」って言われて感動してしまった。私と目的を共通にする何かの当てがなくても会ってくれるなんて。

私ももっと、「特にやることがない時間」とか「特にいっしょにしたいことがあるわけじゃないけど会って楽しい人」を増やして、大切にできる人間になりたい。

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