2015-01-20

スポーツ観戦が好きな人は「感動の実話」を好むのではという仮説

当方スポーツ観戦に興味がありません(自分がやるのは嫌いではない)

周りが盛り上がっているのを見ても「そんなに楽しいかなあ」と思うばかり。

よくスポーツは「筋書きのないドラマ」と言われるけど、それだったら

作家脚本家一生懸命ひねり出した「筋書きのあるドラマ」の方が

きちんと盛り上がりも考えられているし、よっぽど面白いのではないかと思うのです。

エンターテインメントとしてスポーツを見た場合映画ドラマなどより優れている点は2つあります

1.登場人物選手)が本気のぶつかり合いをしている点

2.展開や結末があらかじめ用意されていない点

もっと映画ドラマだとしても、1は役者演技力演出によっていくらでもカバーできるし、

2はあらかじめ用意された(ベタな)シナリオでないと観客に思わせればいいわけで、ようするに脚本の質の問題

これを持ってスポーツの優位性を説くには、ちょっと弱いかなと思う訳です。

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話は代わりますが、私は映画とかのキャッチコピーで「真実物語」とか「感動の実話」をうたうことに、何の価値も見出せません。

別に実話だろうがフィクションだろうが、物語が始まってしまえば関係ないからです。

しかしながら興行成績などを見る限りでは、世間の人にとって実話であるということが

物語における強力な「付加価値」となっているのは、認めざるをえません。

そう考えたときに、ふと気が付きました。

これってスポーツ観戦でも同じことが言えるのかな、と。

野球でもサッカーでも何でもいいですけど、観客がスポーツに何を求めているかというと、結局のところは真実性です。

目の前の試合が「本当のこと」として担保されているからこそ、観客は安心して感動することが出来るわけです。

こればっかりは、本質が作りごとである映画ドラマでは到底かないません。

というわけで、どなたかリサーチしていただきたい。

スポーツ観戦がどれくらい好きか」と、「実話をうたう映画ドラマをどれくらい好むか」についての相関を。

統計を取ったら、必ずや有意な正の相関関係が得られると考えているのですが、いかがでしょうか?

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