いのちのでんわと私の両親について
小学3年生の時です。
その時はたしか女の子の友達とその子のおうちに遊びに行って家庭科で教わった縫い物して遊んでいました。
私は刺繍糸から1本の糸を取り出すときははゆっくり引っ張らないと残った方が塊になることを知ってたけど
友達はしらなかったんだよね。それで刺繍糸はぐちゃっとなった。
頑張ったけどほどけなかった。
もう私はかなり怒って泣いた。
当時私はいじめられっこで貧乏でいつも発狂寸前だったからそんな怒り方は私にとっては不自然ではないんだけど
普段だったらその子含む友達に徹底的に言い負かされ、または呆れられて
私の発狂もその日のうちにはきちんと後悔に変わっていってたんだけど、その時にかぎってその子は申し訳なさそうにしてたはず。外で遊ぶと一番怖い子だったのに。
その子もちょっと特殊なおうちでお父さんが怖かったから、おうちではいい子にしていなきゃいけなかったのかもしれない。
私は自分でもなんでそんな小さなことでって思いながらも発狂し続けた。
母は困った顔をして他の色があるでしょ?と笑顔で言った。
家に帰っても次の日になっても発狂していた。
学習用の裁縫セットは私が持っている物のなかで一番立派でみんなと同じ金額のものだったからだと思う。
そのうち死にたい死にたいとほんとに思えてきてしまって、でもいのちのでんわに電話した。たしか、学校で冊子をもらってとっておいてたんだと思う。
夜だったけどその時はわりとすぐ繋がって若い女性の相談員の方が話をきいてくれた。
そしてふたつのことを教えてくれた。
ふたつめは「ただしい使い方を教えてあげればいいんだよ。」
当時もそんなんわかっとるわ!とか思ってたはず。
正義感が異常に強くて良い子ぶりっこの、いつもの私に戻ってきちんとお礼がいえた。
父は酒をいつも飲んで怒ったり激励したりしていた。私を。
いのちのでんわの女の人が私の両親の代わりになってくれたなあ。
別にすごいカウンセラーじゃなくても、完全に第三者として聞いてくれる人がいてくれたから私は癒されたんだと思う。(お姉さんごめん)
大人になれば第三者って友達ーとか精神科医とかいろいろいるけど子供にはいないからね。
もし近くにこどもがいて、困っているようだったら
いのちの電話に相談してみたらー?なんて気楽に進めてほしいなあと思います。
あなたはその子の両親と繋がりがあるから完全な第三者としてその子の目に映らないと思うんです。
自分がどんな環境でも関係ない、きれいに正しいことを教えてくれた。
書いてて私はこれからも心がけよう、と思ったよ。