2015-01-07

ホストクラブに行った時の話し

小中高と女子校育ちで女子大に進んでしばらくした後、mixiか何かで知り合った子に奢るから来てと言われて初めてホストに行った

ホストの初回料金って、想像してたのより安い。大体高くても5000円くらいでフリータイム飲み放題1000円で2時間飲み放題とか、中には無料なんてのもある。

の子お気に入りホストがいるみたいで、担当したホストとべったり。

私は入れ代わり立ち代わりたくさんのホストが目の前に座ってきたので、相手にするのが精一杯だった。

酒もそこまで好きじゃない、女子女子大と進学してきて大学内のサークルしか所属しなかったから、同世代はもちろんだし、学校先生よりだいぶ年下の男というもんと久々に話したからか疲れてしまった。

「◯◯ちゃんってホスト初めてじゃないでしょ~」

「堂々としてるよね」

って言われたりしたけど、ただ図体がデカくて表情があまり変わらないから、隣でお気に入りホストにしなだれかかって甘えたりスネたりふざけたりしてる子と比べて落ち着いて見えたもんかなって今なら考えたりする。

とりあえず彼女が持っていたタバコを借りて、ホストにつけてもらうっていうベタなことだけ経験できたのがちょっとおもしろかった。ちなみに1服吸った途端むせまくって笑われた。

送り指名というものがある。

その日接客した中で一番良かった人が出口まで見送ってくれるそうだ。おそらく次飲み直しできたらその人が担当になるっていうシステム

私は関西弁の賑やかなホストがなんだかんだで場を盛り上げてくれたので、お礼の意味を込めてその人にした。彼女は当然ながら担当しているホストに見送ってもらってる。

成り行きでメアド交換。またきてね、ってハグされた。酒くさくてびっくりした。

そのままタクシーに乗って彼女の家へ帰った。初めてのホストどうだったー?今日はありがとねーいや私も貴重な経験できたよwってわいわいしながら家で飲み直してた。

すると、彼女がどうやらケータイホストクラブに忘れたらしいと気づいた。

次の日の朝から用事があって、どうしてもないと困るらしい。

ちょうど良く私が送り指名したホストから電話かかってきた。確認してみると、確かに彼女ケータイはそこにあるらしかった。

どうしようかな、と言ったら、俺が今から届けに行くよ。って返ってきた。彼女担当ホストは酔い潰れちゃってて動けないし、俺の家そっから近いから。ないと大変なんでしょ?みたいな。

彼女がお願い、って頼むもんだから電話変わってもらって、タクシー代を彼女負担するということで約束は成立。

30分後、到着したホストを招き入れて彼女の家で3人わいわい飲み始める。

さすがに財布もらって即バイバイってできないだろうしなーって思いつつ、今まで異性に殆ど縁がなかった私がホストと二人っきりではないにしろ夜中に家で飲むなんて非日常すぎた。

から酒に強いわけでもなく、私は早々に撃沈。酔いつぶれた。

時間にして1時間半くらい経ったあと、私はトイレに行きたくて目覚めた。

すると、ベッドからくぐもった声と息遣いが聞こえる。あ、これヤってるわ。最低限声も音も抑えてるけど。

どうやら私が起きたことに気づいてないっぽい。

わずまた寝転んでしまう。

雑音が部屋に響く。

ギシギシという音が少し激しくなってしばらく、息を吐く音と共にようやく止まった。

そこでまた私は寝てしまったらしい。

起きたら彼女ホストが思いっき土下座してきた。ホストクラブにバレたら二人ともただでは済まない。だから黙っててくれごめん。手渡しされた10万円。そんな話し。

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