2014-09-13

http://anond.hatelabo.jp/20140913003832

お前の意見あくまでもお前の立場視点から出た一方的ものしかないから自分に対しては甘く見て、相手に対しては厳しく見る。

からそんなことで優越感を覚えるのは間違いだよ。

まあ、お前の言葉を借りるなら。向こうもこんな風に思ってるよ。



俺の高校野球部別に強くない。しかし数ある部活の中でも本気で活動していたほうだと思う。

俺はこの夏で野球部引退し、大学受験のために塾に通い始める。

入塾にあたって面談の為に塾を訪れることとなった。

簡単なあいさつがあって、そこから塾長と俺による面談が続く。

得意科目や苦手科目、普段の勉強についてや部活ことなど、なんてことな普通面談だ。

塾長の声は穏やかで、淡々としていた。

それに対して俺は「はい!」「はい!」と元気よく返事していたが、具体的な事は何も答えられなかった。

「行きたい大学は?」「……特には決まってないです。」

「じゃあなりたい職業は?」「うーん、無いですねえ」

もちろん、高校の3年間を部活に捧げることはすばらしいことだ。

何かに懸命に取り組むのは良いことだし、青春に飢えた大人たちも多くその行いを賞賛する。

しかし、だからといってそこから引退してしまったら何も残らない、というのは間違いである。

夢も目標もそこから前に進むための道標となるものは何も無いが、少なくともオレには、三年間を部活に捧げた実績、そしてそれをやり抜いた成功体験がある。

体育会系で育った人は「彼らには日々のキツい練習で鍛えた精神力がある」なんて事を口にするけど、

後に残るものはそれだけだ。そして、それだけで十分なのである

オレは体育会系だった。活動の中で将来やりたいことも見つからなかったし、今何をすべきかもわかっていない。

文化部の連中のことはよくわからないが、少なくともオレには進路や将来のことを知ったかぶりしているだけのようにしか見えなかった。

部活から得られるものは様々だと思うが、一つのことに熱中しすぎること、それだけで得られるものもあるのだ。

どれだけ野球を頑張っていたとしても、大学受験では大した利点にはならない。

彼らを賞賛する人は多いが、その後は誰も彼らを救ってはくれない。なんだかかわいそうだ……という、意見もあるだろう。

しかしオレには物事をやり抜くだけの精神力があるから、何でもやり通す事が出来る。

目標さえ決めれば、そこへ到達するだけの精神力は既にある。

目標を達成する事と目標を決める事、どちらが楽だろうか。

文化系の連中はいつも目標や進路を明確に定めて努力している風の顔をして、しばしば体育会系の俺らの努力を見下すが、はたして奴らに奴ら自身の定めた目標への道筋を完走するだけの精神力が本当にあるのだろうか。

俺にはある。

そして後は、志望校という目標を、数ある大学の中から選ぶだけである

それがどんな険しい道であれ、完走する自信は既にある。

どんなに暑い日も、どんなに寒い日も、グラウンドでしごかれ汗を流していたあの日々に比べれば、正直どのような困難も恐れるには足らない。



ってな。

記事への反応 -
  • わたしの高校の野球部は別に強くない。しかし数ある部活の中でも本気で活動していたほうだと思う。 その日わたしはいつものように塾で自習していた。 塾長はここ最近続く新しい...

    • お前の意見はあくまでもお前の立場や視点から出た一方的なものでしかないから、自分に対しては甘く見て、相手に対しては厳しく見る。 だからそんなことで優越感を覚えるのは間違い...

    • "おお振り"レベルまでやってたら大学受験にも効いただろうけどw   それはともかく、何かに本気で深く熱中した経験って "精神力"を増す効果がたしかにあるようです。 ですが "精神力"...

      • あ、ハイキューのキモさを「腐女子臭い」と表現してたが 「おお振り臭い」に限定できることに気付いた あれはハイキューの比でないレベルのキモさが充満していて、数話見るのが限界...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん