トピシュさんの記事と電池が切れる人の記事を読んで、男性が使う「イクメン」という言葉は、
という感じかー、という納得をした。
そりゃ世の多くの働くカーチャンたちとは相容れにくいだろうなぁ
働くカーチャンにとって、育児をする夫とは「わたしとあなた」でどうやって分担して解決する?という
きわめて具体的な話をしたいのであって、
日々の解決策を欲する具体性と、「男性も育児に参加していくべき」という理念が戦うから、かみ合わない
「イクメン」を、頭の固い人に対して「これからの時代、男も育児に参加したいんです」と主張するのなら、分かるんだけどね
それを妻に主張しても、妻にしてみたら「いいからそこの服早く畳んで仕舞って」と思うだけだろう
仕事で、ある家庭向けサービスの新規事業立ち上げをやってるんだけど
チームメンバーで、男性はやっぱり運営ディテールでの想像力が劣ってるみたいだ
それは能力の差じゃなく、「家庭を運営する」という文脈で生きてこなかったから、考えが行き届かないんだろうと思う
「うん?そのサービスだと、使う人いないと思いますよ」という事業計画を平気な顔で役員会議にかけてた
春から私ともう2人、合わせて3人の女性スタッフが、その新規事業部に異動になったんだけど
これまで会議で問題点を指摘しているのは全部女性スタッフで、そのうちのいくつかは致命的な問題を含んでいたため
それまで2年かけて(男性だけの事業部で)積み上げてた事業計画自体が、女性3人を新たにスタッフに加えたとたんに3か月で、一旦ストップになった。
いいことなのか悪いことなのか…まぁあのまま事業化しちゃってたら明らかにアカン!って感じだったからしょうがないけど
逆に、イクメン談義の元の、プチ炎上記事を読むと、妻もコントロール・コミュニケーションが上手くなさそうで
これも、やはり今まで多くの女性が「マネージャー」という文脈で生きてきてなかったことが理由だと思う
相手を「コントロールしつつ、気持ちよく働かせる」というのは、私もいまだに得意じゃない
こういうことを考えると、やっぱり、より息のしやすい活力のある世の中になるためにも
性別による分業制は、ゆっくりと、なくなっていく方がいいんだろうなぁと思う
まぁでも、こういうのは生まれた家で沁みついた生活感に呪縛されやすいから、急激に変化するのは、あんまりよくない気がする
反動反発も大きくなるし
「イクメン!」「イクメン!!」って大声で、それも言ったところで意味もない妻に向けて主張するより
妻は口では理想的なことを言っても本音では指示に従う部下が欲しいので。自らが決めた方針に従って動いてくれる部下が。 夫が主体的に関わろうとすればするほど、ぶつかってしまう...