もしかしたら、これから数年の間に「脱IT化」が進むかも知れないと個人的に思ってる。
理由その1として、最近はてブでも話題になってたけど、プログラマーやシステムエンジニアが足りない、人件費が高騰している、という奴。
高い金を払う位ならアナログ・人力・手作業に戻した方がマシだ、と判断する所が相当数出てくるんじゃないか。
終了からさほど時間が経っていないので今のところ大混乱は起きていないようだが、おそらくこれからXPへのガチでやばい攻撃方法が発見され始め、ある日を境に爆発的に流行すると思う。いわゆるパンデミックという奴か。
となると、「壊れてもいないのに買い換えなければならないなんて」と反発して、PCを捨てるかしまい込むかしてしまう人が多数出てくると思う。PCの電源を落としてしまうのが最も安全確実なセキュリティ対策なのだから。
専門的な知識がない人にもそれなりに便利に使えてしまうというのがああいったデバイスの優れた所だが、それ故にそこで完結してしまって、より深く知識やノウハウを得ようというモチベーションが生まれにくい。
それと、(持っている人ならば分かって貰えると思うが)ああいったデバイスは画面やスピーカーから出てくる情報を一方的に受ける事に重きが置かれていて、こちらからアウトプットする用途にはなかなか向かない。
たとえば、この増田のようなちょっとした長文を打ち込むのにも一苦労するし、絵を描くのも難しい。Windowsにおける「ペイント」のようなシンプルな画像編集ソフトが、スマートフォン用のOSには標準で存在しない。
なので、日の丸(白いキャンパスの真ん中に赤く塗りつぶされた円を描くだけ)を描いて画像ファイルとして保存するという行為も、Windowsならば1分とかからないが、スマートフォンだとかなり手こずるはず。
そんな感じで、世間一般の人達が「IT技術」を身近に意識する機会が少しずつ減っていき、それがひいては社会全体のIT化にブレーキをかけていくんじゃないだろうか。