2013-11-21

誰でもマサムネっぽい歌詞を書けるようになる方法書く

スピッツジャンキーだった経験を活かしてスピッツっぽい歌詞共通点見出したので書く。

変態エログロオナニーロック期、セカイ系開き直り媚び期、今の自分見つめなおしました&実験期、

周囲の人に感謝の正拳突き100万回期、と来て今の自分見つめなおしました二期を迎えてるスピッツである

歌詞表現は手を変え品を変えているように見えるが、大元というか、魂というか、そういった事はあまり変わっていないように思える。

ただし、私が今から書くことはそういう透けて見える魂を炙り出す作業ではない。生温い目で見ていただければと思う。


歌詞を書くコツは下記の5つ。結構多いが、これを考えなくても出来るようになる事がマサムネへの近道だ。

【薄幸薄弱男を頑張らせる・情景描写をおぼろげにする・気付いた感を出す・倒置法・空を連想させ、飛ぶ】

以下、それぞれ解説し、最後自分なりにこのルールに沿って歌詞を作ってみる。

・薄幸薄弱男を頑張らせる。

セカイ系開き直り媚び期から花開いた歌詞表現である

基本的に「君」を高嶺の花・世界の全てに据え、尚且つ「僕」は頑張る。

「君の手を離さぬように」、「恋する凡人試されてる狂った星の上」などなどが当てはまる。

退廃・絶望的にならないセカイ系と言ってもいい。

・情景描写をおぼろげにする

→非現実的な世界観マサムネ十八番である

初期から形を変えているものの、ほぼ全ての期で見られる歌詞表現である

おぼろげな情景描写を具体的にするために、単語を使用する。

「鮮やかで短い幻」「霧雨に濡れてたら汚れた心も」の「幻」、「霧雨」が当てはまる。

・気付いた感を出す

→これが一番言葉として表すのに難しい。

自分のしていた事(主に「君」に何かしてる)に必死になりすぎて、

感情、情景が実はこうだった…ということを歌詞に盛り込んでいく。

「でもどこかブルーになってたあれは恋だった」「重い扉押し続けてた」が当てはまるが、

悩むようなら「だった」を付ければ全て解決する。

・倒置法

→書かなくてもわかると思う。

セカイ系開き直り期の中盤辺りからこの表現が出始めたと記憶している。

「愛に溢れた短い言葉をたった一つだけ」「世界中何も無かったそれ以外は」などが当てはまる。

スピッツを知らない人は「いい品お安く、安心添えて」と言えば分かるだろう。

・空を連想させ、飛ぶ

→飛ぶ。とにかくマサムネは飛ぶのだ。タイトルにもなるぐらいだ。

情景描写をおぼろげにということからしても、結局は現実逃避したいのだろう。

空の情景描写は連想させるよりも具体的に書いてよい。

「鳥になって鳥になって」「西に稲妻光る」などが当てはまる。

ちなみに自分として飛ぶ表現クスリをやりたくて仕方がない感じと鳥になりたい感じの

ハーフハーフイメージするとうまく行きやすかった。



さて以下が私の考えた歌詞だ。

「君のワガママ叶えるため息を切らし坂道駆け下り

もう逃げ出さない こらえ切れない思いかきまぜた

トンビさらわれたバタースカッ石畳の上でごろり

見上げた青空を指で縁取ってすっくと立ち上がって

気付いたこの気持ち 煙で舞い上げてしまえ」



やはり「っぽい」でしか無いことがお分かりいただけたことと思うし、いくつか使っていない。。。気がする。私はアホだ。自分で言っていて使わないなんて。

応用は苦手なため、誰か作ってみて欲しい。

※この記事は結構力作なので、ちょこちょこメンテをするつもりだ。まぁ早速不要なのが2点ぐらいある気がする。iPS細胞みたい。

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