2013-07-26

Amazonの「徹底した顧客主義」に感じる狂気Facebookに感じる熱気

はじめに

顧客第一主義を極めるとボランティアにいきつく。だが、顧客第一主義をもなたければ生き残れない。そのパラドックスAmazon,Facebookあるいは物々交換を例にあげて考えてみる。

顧客第一主義の一例 Amazon

http://matome.naver.jp/odai/2137480266706878301

最近顧客第一主義ということばをよく聞く。もちろん経営者ならば顧客第一主義というのはよく言うことであるAmazonの一例をあげるならば、他のIT企業とくらべてオシャレではないオフィスである。これは顧客関係ないところにお金を使わないためであるという。こういった理屈は一般の企業にも見られる。事務所エアコンをひかえたり、価格を抑えるために給与を削除したり。

しかし、それがベストなのであろうか。つまるところ我々顧客が求めるのは安く、沢山の物を手に入れることだ。これを企業が叶えるとしたら社員給与を削減し、ほぼボランティアで働くことになる。顧客ばかり満足して、企業はどんどん細っていく。これが本当のあるべき姿なのだろうか?

物々交換おいての顧客第一主義

ここで少し視点を動かして、物を買うとはどういうことなのかについて改めて考えてみる。元々お金というもの物々交換のためのものであった。つまり、商売とは物々交換なのである。そこではそもそも売り手も買い手も存在せず、どちらもフェアである。我々は原初に立ち返って、フェアな商売というものを考えるべきなのではないだろうか。

Facebook&Googleにおける顧客第一主義

とは言っても世界にはびこった顧客第一主義はそうそうに拭えそうもない。その中でもこの矛盾をうまく克服しようとしている企業がある。FacebookGoogleである。彼らは何も顧客のために見をすり減らしていたりはしない。むしろ自分たちの拘りや好きなことをガンガンやっている。その中で顧客が受け入れた物を残していく。こういうやり方だ。実際に彼らは莫大な利益をあげている。Amazonのように赤字だのなんだのとは無縁である

はいったい、FacebookAmazonの差はどこにあるのだろうか。これを一言でまとめてしまうのは恐縮であるが、私の意見を述べさせてもらう。ずばり、「自分顧客かどうか」であるFacebookGoogle自分たちが作り、自分たちが使っていた。一番の顧客自分だったのである。だからこそ機能の拡充には果てしないモチベーションがあがるし、顧客のためだからのいってコスト無理に切り詰めたりしない。

まとめ

まとめると、顧客第一主義というもの現在商売を行う上では必要不可欠なのである。ただし、その中で自分自身が顧客になることが、顧客第一主義を極める上でもっと効果的な方法なのではないだろうか。

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