2013-06-28

http://anond.hatelabo.jp/20130628221207

そうだよな、書きながらちょっと面倒になってきたのもあったんだが、

引っ張る意味特にないので続き。

結論から言えば、地元に帰った時にAとはタイミングが合えば一緒に飲んだりしている。

事件のその後、まずは周囲の話から

大学側もサーバーの公開設定の点をAに謝罪し、A自身も不勉強だったとはい

安易にそういうことをしたという思いもあったことから

お互い手打ちみたいな感じで話を終えたそうだ。

そうしたこともあり、Aは正直言うと多少精神的に楽になったと言う。

「たぶん自分が100%悪い、ってあのまま思ってたらヤバかったな」

一度、飲んでる時にボソッとそう言ったのを覚えてる。

当時の職場には再度大学側と一緒に説明。A一人だったら解雇もありえたが

両方の説明を聞き、そのまま臨時だが雇用継続

いわゆる公的な機関だったので上では結構揉めたらしい、とAは後で苦笑いしながら

教えてくれた。

Aは2年ぐらいそこで働いた後、結局その大学の院に進学した。

元々その大学の院に進むか迷っていたところで起きた事件だったので、

本人も最後まで相当迷ったらしい。

しかし、研究室教授も後押ししてくれた事もあり、敢えてやってみよう

という気持ちになったそうだ。

「まぁ事件の事も影響して教授は薦めてくれたのもあるとは思うけどな」

とはAの談。

その後、院を卒業し、今は研究職で企業に勤めている。

ネット周りのその後。

Aの個人情報含めて、巨大掲示板に載った情報は結局そのまま。

削除依頼意味をなさず、警察も力になってくれなかったため

一時は弁護士相談しようかと考えたらしいが・・・

同時期に同じような事件というか騒ぎは沢山あったし、

風化を待つことにしたそうだ。

大学が協力してくれた事、友人、両親、そういった自分の周囲が

力になってくれた事で、このままでもいい、そう思えるように

なれたそうだ。

からスレッド自体は風化したが、ひょっとしたらどっかの過去ログ

あたりに残ってるかもな。

少なくとも自分は今もAの名前検索をかけたくないが。

ちなみにAは未だにネットメールと文献を調べたりする以外には

使わないそうだ。

他人の書いたBlog記事も読まないし、TwitterFacebookなんて

もってのほか!だとさ。まとめサイトとか巨大掲示板存在は知ってるが

絶対に見たくないそうだ。

一時期はやはりネットに関わること自体が精神的に苦痛だったらしい。

今となっては飲んだ時の笑い話にできるけど、

新聞テレビネットでの炎上が話題になる度に苦い気持ちになるらしい。

炎上している相手への罰というか私刑がさ、オレからしたら

行き過ぎてるよなぁ、って自分がそうなった立場から思うだけかもしれないけどさ」

そうAが以前言ってたのを炎上事件がある度に思い出す。

自分自身、そういうのを見たら自業自得だとは思うけど、そこから

色々特定していって晒すのは正直どうかと思う部分もあるからなぁ…

アレだ、「おまいら大勝利!」

みたいなまとめ記事見かける度にモヤモヤするわ。

記事への反応 -
  • 先週ぐらいに某議員がBlog炎上して自殺した(実際どうかしらんけど)だのなんだので、 炎上関連の記事が結構あったけど、そういうのもすっかり落ち着いたのでこっそり投稿。 実話を...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん