共働きで下手に平等になっちゃったもんで、夫がいろいろとうるさくなっちゃった気がする。
専業主婦の家庭は、基本的にカカア天下になるものだと思ってる。私たちの家庭でもその例にもれず、だし。
なぜかというと家庭では「夫が優位な話題」が少なく、「妻が優位な話題」が優先されるから。
仕事の話、さらに仕事付き合いの話などをされても、「私は知らない・興味無い」の一言でおしまい。
もともとが、私からすれば、夫の仕事について興味があるのは2つ(+1)だけだもの。
・「夫が過度に疲れていないかどうか」(ついでに夫のことも少しは心配)
この2つだけなら、あれこれいうより夫の態度を見た方がわかりやすい。(下手に会話するとごまかそうとする)
そして、それ以外の話は相談されてもあまりわからないので、言ってることをハイハイと聞いておくくらい。
様子がおかしい時に「何か最近疲れてるね、問題でもあるの?」と聞いたりするけれど、
そうでないときは基本的に信頼しているので、ごちゃごちゃ聞いたり、意見したりしようとは思わない。
むしろ、ゆっくり休んでもらったり、おいしいご飯を食べてもらったりして元気をつけてほしい。
一方で、夫は私が仕切っている家族や家事関係の話から逃れることができない。
挙句に仕事でいくら頑張ろうが、私からしてみれば「(家のことは)能なし」という扱いになる。
たいていの場合、夫は反論もせず、仕事の話も押し付けず、自分を下においてくれるので、私の自尊心は保たれることになる。
基本的に、今までは夫が家庭での優位を私に譲ってくれる形で夫婦関係が成り立っていたのではないか。
その裏側では今までは仕事が夫に対して「譲るゆとり」を持てるだけの自尊心や報酬を与えていたのだろう。
さらにいえば、なんだかんだいって「家族を支えている」という自負は相当な自信を夫に与えていたはずだ。
ところが、いろいろあって、共働きになると
夫が私の仕事の話にも先輩の立場からのアドバイスと称して口を出し始めるようになった。(目を輝かせながら)
また、夫が仕事だけで満足を得られなくなったのか、いろいろと私に愚痴を言い始める。
家庭の件に関しても、立場が平等になったので、私が何かやろうとすると、必ず夫も関わってこようとする。
むしろ、仕事で不完全燃焼を感じているのか、夫が仕切りたがる。
そんなことはどうでもいいのだけれど、子供はあれこれとうるさくいう母親の私より、優しい父親になつくのは、少しつらい。
家事や子育ても分担になったし、仕事もそれほど厳しいわけではない。仕事量は明らかに減っている。
それでも、私は以前より疲れるようになった。
一方で、夫は前より忙しくなったはずなのに、今までになく活き活きしている。