結果として、交通費は支払われることになったのだが、なにかすっきりしないので吐き出しておくことにした。
派遣会社と面接(って言ったらだめなんだっけ。)の約束をしていたので、
時間通り現地の駅に到着するも、派遣先からの当日ドタキャンで、今日の面接がなくなったと駆けつけた営業に聞かされる。
私は携帯を持っていなかったので、わざわざ待ち合わせ駅までおいでくださったというわけである。
駆けつけた営業は挨拶もそこそこに、今出てきた駅へダッシュで消えていった。
片道一時間以上かかる道のりで、他には何も用がなかったのだが、
とんぼ返りするのもあんまりな気がしたので、周辺を歩き倒して帰った。
無職なので、食事以外の買い物は一切なし。
当たり前だ。
ドタキャンを知らされたと同時に、交通費のことが頭をかすめたが、面と向かって金の話はできなかった。
2度ほど連絡したが、タイミングが悪くて繋がらず、折り返しの約束をして電話を切った。
私「先日キャンセルされた面接の交通費って請求することできますか?」
営「」
ききとれなかったんだが、できません、とかそういうことだったんだと思う。
折り返し依頼時に用件を伝えていたので、警戒していたんだろう。
けんもほろろの勢いだったので、私はしばらく次の言葉を失っていた。
私「は?あの、できないんですか?」
営「お支払いすることはできません」
あ、この人話すの下手な人なのかもしれないな。
てことは、イケるかもしれないな。
正直、私だって金の話でモメたくはない。
しかし、電話までしたからには、簡単には引き下がらない覚悟だ。
(自慢じゃないが、私は大変な面倒くさがりなので、ちょっと困る、くらいでは電話などしない)
私「こちらは面接の約束があったので、現地まで時間通り伺ってるんです。
もちろん、そちらの不手際で面接がなくなったわけではないことは理解しています。
しかし、こちらも交通費全額負担ということでは、納得できません」
営「でも、みなさんにご納得いただいておりますので…」
私「いや、先方にお会いした上で断られたというのであれば、こちらとしても文句はありません。
でも、面接が出来なかったのにかかった経費をこちらで全額負担というのは納得がいきません」
営「でもですね、こちらとしても当日ではありますが、キャンセルがわかった時点ですぐに連絡を差し上げておりまして、
他の皆さんは携帯をお持ちでしたのでお話することができたんですが」
おっと、こっちが携帯持ってないのが悪いって話の流れ?
言っとくけど、折り返し待ちの間に相当シュミレーションしてたんだからな!
そもそもクレーム対応時に「あんたも悪かったでしょ」っていうのは悪手ですよ。
私「でも携帯持っていたとしても、移動中だった場合、必ずしも連絡に気づいたとは限りませんよね。
それに、折り返しの約束をしていただいてましたけど、どうして連絡くださらなかったんですか?
こういう内容の電話になるとわかっていたから、折り返しを渋っていたんではないかと、勘ぐってしまうんですけど?」
営「わかりました!それでは交通費の方はお支払いいたします!ただし、こういったことは今回限りですので」
私「あー、はいはい、別に毎回請求しようとは思ってませんので、ご心配なさらずに」
営「それでは失礼いたします!」
私「わかりました、それではよろしくお願いします」
電話切った直後は、要求を通せた勝利感で浮かれていたのだが、なんだかだんだんモヤモヤしてきた。
そもそも具体的な金額の話をしてない。
結局バス代損したことになる。
でもさすがにもう一度かけなおす気にはなれなかった。
しかも、折り返しくれなかったことについては、謝りの言葉がなかった。
ていうか、こういう場合の交通費って本当に派遣社員側で全額負担なの?
おかしくね?
しかも、当日連絡があった時点で私は家にいなかった。
携帯があれば現地までの無駄足は防げたかなとは思うけど、交通費が発生した可能性は十分にありえる。
まあ、金額が大きくなければわざわざモメようとは思わなかっただろうけど。
そんなに密に連絡とりたかったら、携帯所持者だけの登録受付にしてください。
現にそういうところあるし。
電話のやりとり自体は10分も話してなかったと思うので、ゴネたというほどでもないような気がする。
いや、むしろ「いつもは支払っていない」という割には簡単に承諾してくれたような気がする。
似たような内容でモメてることがまあまああるのだろうな。
そういえば、この人はこういうモメ事起こします、みたいな記録って残されるのかなー…
余談
携帯がない旨を伝えると、「どうにかして連絡をとる方法はないか」と聞かれたらしい。
携帯がないのに、どうやって連絡をとるのかとこちらが聞きたい。
これだけ長い文章を論理的に誤字脱字なく書けるだけの才能があるのにお仕事に結びつかないんだね。 会社員だってこんな報告書を書けるひとは意外といないからね。 派遣システムのこ...