「女性は消費される性」とか「規範を内面化」とか生半可なフェミ用語が飛び交っていて生暖かい微笑みを隠し切れない。
まあそれはそうとして、増田の気持ちはよく分かるよ。でもそれは「女性が消費される」とかじゃなくて、「性的対象に見れない相手から性的な欲望を抱かれる」ことに対する嫌悪感なんじゃないのかな。
「性的な欲望を抱かれる」ことを「モテる」と定義するなら、若い女の子は圧倒的にモテるよね。もうね、道ですれ違う若い男からおっさん、おじいさんまでエロい目で見てくる。清楚な格好しててもね。地味な格好しててもね。女の子見かけると「あ、あいつとやりてー」って思ってるそこのアナタ、バレてないと思ってるかもしれないけど、ぶっちゃけあなたのエロさ、だだ漏れです。全世界にだだ漏れてます。
こういう圧倒的にモテる、つまり不特定多数に性的欲望を抱かれるっていう状況のとき、もともと男好きの女の子だったらテンション上がるわけです。でもそうじゃない場合、嫌悪感しか感じない。この嫌悪感て、あんまり女に興味がないイケメンとかも経験するらしいよ。まあ、いやだよね、若い女からオバサンまで自分をみると眼の色変えてしなだれかかってきたらさ。
つまりこの嫌悪感を感じたことがないひとは、モテるけど、ビッチorヤリチン、もしくはもてない人たちということになりますね。女にもてない可哀想な男性の方は、ガチムチのゲイのお兄さんたちに囲まれて股間をジロジロ見られるという状況を想像してください。まあ、たぶんそういうことです。とにかく自分が性的に見れない相手に、性的な欲望を抱かれるのは、本当にキツい。こっちみんな、触んな、近寄んな、っていう、もう恐怖に近い気持ち。
増田の場合は、もう「キモッ」って思ってやり過ごすしか無いんじゃないかな。年をとると性的対象に見られることも少なくなる。もう一つ言えるのは、力を持つこと。強くなることによって性的対象にされることも減る。高い学歴を持つ、キャリアを積む、なんでもいいから、「力」を持つべきだ。か弱い新入社員の女の子に群がる男は多くても、美人上司を口説ける猛者は少ない。これに対して「新入社員は若いからだよ、上司とかBBA」という意見もあるだろうけど、たぶん半分は違う。若さそのものの魅力もあるけれど、一方で「若さ」は「弱さ」を意味している部分もあるから。立場の弱さだったり、経験の少なさだったり。
がんばってくださいな。無理して恋愛しようとしなくてもいいと思うよ。「恋愛するのが普通」みたいな社会も変わっていって欲しいよね。