2012-03-02

2012東大前外国語大問IV,Vフランス語差し替え問題再現答案及び修正案

先日、東大前試験外国語問題をフランス語差し替えを使って受験してきた。

合格発表まで暇なので戯れに再現答案と修正案を作ってみた

おかしな部分があったらご指摘願いたい。

IV. 仏文和訳

出典はル・クレジオの『海を見たことがなかった少年 モンドほか子供たちの物語

語彙が平易なものに、単純過去が複合過去に置き換えられ、さらに文の一部が削られ、若干の改題が見られる。

集英社文庫の豊崎訳をベースに模範解答を新たに作ってみた

問題文

Au pied de la montagne coulait un ruisseau. Jon n'en avait jamais vu de semblable. C'était un ruisseau limpide, couleur de ciel, qui glissait lentement à travers la mousse verte. Jon s'est approché doucement. Il s'est agenouilau bord du ruisseau.

L'eau bleue coulait en murmurant, très lisse et pure comme du verre. Le fond du ruisseau était recouvert de petits cailloux, et Jon a plongé son bras pour en ramasser un. L'eau était glacée, et plus profonde qu'il pensait, et il a dû avancer son bras jusqu'à l'épaule. Ses doigts ont saisi un seul caillou blanc et un peu transparent, en forme de coeur.

再現答案

 山のふもとに小川が流れていた。ジョンはこの山でこのようなものを全く見たことがなかった。それは綺麗な小川で、空の色をして、緑の丘に向かってゆっくりと注いでいた。ジョンは甘美な気持ちで小川に近づいた。彼は小川の末端まで到達した。

 青い水は呟くような音を立てながら流れていて、とても綺麗でガラスのように純粋だった。小川の底は小石で覆われていて、ジョンはそこから一粒掬い上げるために自分の腕を突っ込んだ。水は冷たくて、しかも彼が思っていたよりも深かったので、彼は肩が水に潰かるまで腕を突っ込まなければならなかった。彼の指は、白くてちょっとだけ透明で心臓のような形をした小石をたった一粒だけ掴んだ。

修正案

 山のふもとに小川が流れていた。ジョンはこの山でこのようなものを全く見たことがなかった。それは澄み切った小川で、空の色をして、緑の苔を通ってゆっくりと注いでいた。ジョンは甘美な気持ちで小川に近づいた。彼は小川ほとりで膝をついた

 青い水は呟くような音を立てながら流れていて、とてもなめらかガラスのように純粋だった。小川の底は小石で覆われていて、ジョンはそこから一粒掬い上げるために自分の腕を突っ込んだ。水は冷たくて、しかも彼が思っていたよりも深かったので、彼は肩が水にかるまで腕を突っ込まなければならなかった。彼の指は、白くてちょっとだけ透明で心臓のような形をした小石をたった一粒だけ掴んだ。

模範解答

 山のふもとには小川が流れていた。ジョンはこんな小川を見たことがなかった。それは澄みきった小川で、空の色をしており、緑の苔地帯をゆっくりと流れていた。ジョンはそうっと近づいた。小川の岸に彼はひざまづいた。

 青い水がささやきながら流れており、まるでガラスのようにとてもすべすべと透き通っていた。小川の底は小石で埋めつくされていて、ジョンはそれを一つ拾おうと腕を突っ込んだ。水は凍るように冷たくて、思ったより深く、肩が浸かるまで腕を入れなければならなかった。彼の指は一つだけ、少し透明でハートの型をしたのをつかんだ。

V. 書き換え

再現答案
a. Elles se disent bonsoir. (複合過去形に変えて)

→Elles se sont dites bonsoir.

seが直接補語でbonsoirが副詞みたいなものかと解釈したため、ditを性数照応させてしまった。

01年にこれに酷似した問題が出ている。

b. On n'ouvre pas facilement cette boîte. (Cette boîteを主語にして、同じ内容の文に)

→Cette boîte ne se ouvre pas facilement.

焦ったあまり、エリズィヨンを忘れてしまった。正しくはs'ouvreである。その他の部分に関しては多分これでいいと思う。

去年にこれと同じような問題が出たような。

c. Comme je n'ai pas d'argent, je ne peux pas voyager pendant les vacances. (Siで始まる条件節を用いて、同じ内容の文に)

Si j'avais de l'argent, je pourrais voyager pendant les vacances.

条件法に書き換えさせる問題。Si(半過去)〜、(条件法現在)〜という形。あと否定の冠詞deを部分冠詞de laに書き換えねばならない。

これは頻出の問題だった。

d. Nous ne nous sommes pas vus depuis dix ans. (Il y aで始まる同じ内容の文に)

Il y a dix ans que nous nous sommes vus.

Il y a A que B っていう形に書き換えさせるのを求めていたとかと勝手解釈した。que以降は単純時称でさらに否定しなければならないとのご指摘を頂いた。

過去問に類題がなかったため手こずってしまった。

e. Tout en étant riche, il vit simplement. (Bien queで始まる同じ内容の文に)

→Bien qu'il soit riche, il vit simplement.

ほぼ必ず毎年でるのが接続法。逆にBien que (接続法)をTout en (現在分詞)に書き換えさせる問題が過去にあった。

修正案

a. Elles se sont dit bonsoir.

b. Cette boîte ne s'ouvre pas facilement.

c. 再現答案に同じ

d. Il y a dix ans que nous ne nous voyons pas.

e. 再現答案に同じ

感想

仏文和訳がここ数年よりは若干難しかった。文意は掴みやすいけど語彙のレベルが高かったせいか

しかし模範解答と照らしあわせれば及第点はとれそうにみえる。

書き換えは去年よりは難化したものの例年とほとんど同じ難易度かと思う。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん