2011-12-14

一生追い続けるのだろうか

ネットの普及によってワンクリックで簡単に情報が手に入るようになった。

毎日PCスマホを開いて一定時間ネットアクセスするようになった人は以前に比べて確実に増えただろう。

何か目的がある人も、ただの暇つぶしの人も、日々自分が気になる情報ネットから取得している。

中には毎日特定のサイトあるいは特定の「情報」をチェックする人も増えたのではないだろうか。

はてなブックマーク毎日見てる人、twitter毎日見てる人、ゲームアニメ情報毎日チェックしている人、ビジネス海外の話題を毎日チェックしている人・・

もはや情報を追うことが日常の一部分と化している。


みんな、それを一生追い続けるのだろうか?

死ぬ前日まで。


ネット情報を追い続けた人の中には、本来の目的とは別に情報を追うこと」「情報に乗り遅れないこと」が一種の強迫観念として体に染み付いてしまった人も多いように感じる。

「今更ネット依存症の話か?そんなのはネットが普及し始めた1997年から話題にのぼってるよ」と突っ込みを受けそうではあるが、

では、果たしてみんなそれについてどう思っているのだろうか?

人はネットが普及する前からテレビ新聞雑誌から日々の情報を得ているわけだから、それらの媒体ネットが加わっただけ、と思っているのだろうか。

それは確かに正しい。

でも、ネットとそれらとではやはり依存度が違うように思う。

ネット情報は日々更新される。特定の記者がそれを更新する場合もあれば、受け手側が自ら話題(情報)を作りみんなで共有する場合もある。

自分が追い求める情報ネットが途絶えない限り、日々更新される。

ある情報に飽きたとしても、すぐにまた違う興味ある情報がそこら中に転がっている。

ネットアクセスしさえすればそこには無限に近い情報がある。

情報を追い続けるという意味での依存度は確実に他の媒体より勝るのではないか

その「依存」は健康的なのか?

多くの人間情報を追い求めるという行為に対しては、特に取り留めもなく、私生活にさほど影響はないから問題はないという判断なのだろうか。

世の中の事を知るということは人間にとって当たり前な行為なのだから情報を追い続けることも当たり前であるという判断なのだろうか。


個人的にはどういった対象であれ「依存癖」というものは恐ろしいと思う。

ふと気づいたとき自分依存症に陥ってるという現実直視することはもっと恐ろしい。

みんな知らず知らずのうちに「情報を追い続ける」依存症にかかっていないのだろうか。

時間は関係ない。1日10分も1日3時間も同じことだ。

みんなはこれから何十年も毎日毎日毎日毎日情報」を追い続けていくのだろうか。

何十年も。

毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日

死ぬ前日まで。


怖い。

  • ネットの情報を読むというのは「本を読む」のと其本的には変わらない 文章を読むということは他人の感情や思考の残滓を視覚を通じて感じるということ 他人の魂のかけら(感情や思考...

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