2011-12-07

田舎葬式マジすごい

親戚に不幸があって、約一年ぶりに帰省したんだけどさ、田舎葬式マジすごい。

なにがって、とにかくデカい。

だいたい、220~250人くらい来てるの。

政治家かよ!って感じだが、故人は一介の農夫である

そういや、昔うちで葬式やったときもこれでもかってくらい人が来たが、そのときは驚きはしなかった。

びっくりしたのはセレモニーホールでやったせいかもしれない。

椅子の数でだいたい人の数がわかるし、故郷を離れてから出席したほかの葬式セレモニーホールだったんで、それらと比べることが出来るしで。

よくもまあ、ほぼみな通夜葬式皆勤賞だ。

平日だってのに。

始まる前に腹ごしらえして「気合入れていくぞー!エイエイオー!」じゃないけど、そんな感じのノリでみな戦闘モード

終わったら終わったで、祭りの後の打ち上げのような感じで。

それが、通夜の日と葬儀の日の2日にわたって続く。

なんなんだろうな、この壮大なムダは。

僧侶に払うお金が勿体ないって言うつもりはない。

最近、「坊主はボリすぎ」って意見ネットで散見されるけど、個人的にはそうは思わない。

むしろ、都会の葬式と同じ料金だったら割りに合わないと思う。

人が多けりゃ焼香の時間も長いし、部屋が大きければ声も上げないといけない。

読経だって大変だ。

今回なんか納棺前に「和尚さんどうぞどうぞ通夜が始まる前に「どうぞどうぞ」終わったあとに「どうぞどうぞ」、葬儀前にry,葬儀後にry

といろんな人にひっぱられ、飲まされ、とまあそんな感じだし。

なにより、200人以上いる前で説法だし。

まあ、それよりお金の問題じゃない。

どうせ故人が生前貯めた金だ。

どう使おうが構わないと思う。

なにが無駄って、平日だってのに、みんなそんなに暇なの?ってとこだ。

野菜もってけーれ、スーパーだとお金だして買わないとだけど、もってけばタダだべ。コメ用意してやるから、またけーってこい」

おいババァ、葬式の後の会話がそれかよ。

タダってあんた、ガソリン代いくら使ってきてると思ってんだ。

ちなみに、この地域では町内会草刈りのため息子(といってももうすっかり中年だが)が有給とって東京からやってくる、などということがザラである

町長、ちっぽけな一人の町人葬式に出たりしてないで仕事しろよ。平日だろ?

まったくもう、イライラする。

無神論者なんで、故人を偲ぶとかそういうのはどうでもいいけど、どうなんだろうなぁ、このドタバタ感。

でも逆に、忙しいくらいのほうが遺族は悲しみに沈まなくていいのかななんて思ったりする。

それでもなお、やだ。

いつか自分喪主になって切り盛りする日も来るのだろうか。

お願いだから自分の親には、葬式はしないでくれという遺書でも残して欲しい。

250人っていったら、一人と2分ずつ挨拶したって500分だろ?

死ねるわ。

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