2011-11-06

オペラ座の怪人』25周年記念公演の上映は、音がズレているらしい

劇場で上映されている、『オペラ座の怪人』25周年記念公演 in ロンドンは音がずれています

これから見に行こうと考えている方(特に絶対音感のある方)は、ご注意ください。

私は、途中で気持ち悪くなり、退場いたしました。

なぜ音がズレているのか問い合わせメールを出したところ、

東宝東和株式会社様より、回答をいただきました。

以下、共有のため転載いたします。

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本日映画オペラ座の怪人25周年記念公演」の上映を

観させていただきました。

音が半音下がっている箇所がありました。

私は絶対音感があるので、音のゆらぎが気持ち悪くなり

中退場致しました。

ソフト化の際には、修正されますか?

ご回答のほどよろしくお願い致します。

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ご指摘の件、ロンドンUniversal Pictures International(UPI)に

問い合わせたところ、以下のことが判明いたしました。

この公演の撮影は、フレームレイトが25フレームの規格の機材で行われました。

この規格では1秒間に25コマの映像が収録されます

収録された映像劇場デジタル上映をするためには、

DCP(Digital Cinema Package)という世界規格に変換する必要がありました。

この規格のフレームレイト24フレーム、すなわち1秒間に24コマの映像が収録

されます

音程の差は、この変換によって生じたものと考えられます

収録音声を早回しにすると音が高くなり、

遅回しにすると音が低くなる現象は、容易に想像できるかと思います

今回は、1秒間25コマの速度で収録された音声を

1秒間24コマのスピード再生することとなり、25分の1秒分遅回しにすることに

よって、

その分、音程が低くなったというのが、理論上考えられることです

非常に微少なスピードであるので、これによって半音以上の音程差が生じると

は考えにくく、

絶対的に音感の鋭敏な方には判る可能性がある一方、

ほとんどの方が聴感していないのが実情です

UPIでは、DCP上映にあたり同様の指摘を受けたのは、今回が初めてという説明です

更に日本国内のスタジオに取材してみたところ、楽器や声の音質や、旋律、音の

高低により、

特に差が目立って聴こえる箇所があるのかも知れない、ということです

音程の問題を解消する手段としては、音声のスピードを変えずに再生するため、

映像を毎秒1コマずつ間引いて24フレームに合わせる方法がありますが、

これを用いると、今度は映像の方に飛んでいるような現象が生じる可能性があり、

理想的な手段とはいえません。

DCPが世界規格であるのなら、

なぜフレームレイトの違う機材で撮影を行ったのか、という疑問が生まれますが、

これはアナログ時代から世界各地で異なるビデオ信号採用されていた歴史があり、

それに伴い英国では25フレームというフレームレイトが一般的で、

機材もその規格のものが多いのが実情のようです

UPIとしては、日本での上映を心待ちにされているお客様のために最速の実現を

目指した結果、

限られた時間環境の中で出来うる限り最良の映像と音声を送ったつもりだった

ということです

お叱りを受けながら不謹慎なことを申し上げるようですが、

これまでの説明で我々の理解するかぎり、ご指摘くださったお客様は、

ごく少数の並ならぬ鋭敏な音感の持ち主でいらっしゃるということが言えそうです

ただ、劇場上映にあたっては、乗り越えがたい事情により、

我慢を強いることとなりましたことをお詫び申し上げるとともに、ご理解を賜れ

ればと存じます

今回のご指摘を真摯に受け止め、今後の課題とさせていただきます

なお、DVDおよびブルーレイにつきましては、音程の問題を修正し、

Really Useful Group(RUG)の監修と承認を受けたものを発売する旨、UPIの確

認を取りました。

日本で発売されるDVDおよびブルーレイは、UPIの制作するマスターに基づくもの

です

東宝東和株式会社

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