2022-03-13

BLファンタジー

タイから火がついたBL現在若手俳優登竜門的な位置づけになっている。自分韓国コンテンツを好んで見ているのだが、youtube動画プラットフォーム無料有料問わず配信される1話20分程度のウェブドラマ若手俳優や演技に挑戦しはじめるアイドルなどのBLでいっぱいだ。

自分はもちろんゲイ恋愛についての現実的なあれこれをよく理解しているわけではない。しかリアルなところでは、例えば幼少期~思春期ゲイ自覚し、大人になってからいざ恋愛をするとなると、やはり出会いゲイコミュニティに入ってそこで見つける(アプリネット上も含め)になるのが自然かつ効率的なのではないかと思う。

異性愛者のように、普通に生活していく上で出会った相手となんとなく良い感じになり...というルート地雷が多すぎると思うのだ。

しかBLはそのへんをまるで無視している。

あれはあくま女性用のコンテンツであり、ゲイ恋愛ものではなくその名のとおりボーイズラブなのであるBL登場人物の大多数がそれまでの恋愛対象が異性であったり恋愛経験がないという描き方をされる。不自然なようだがいわゆる萌えを追及した場合、今まで女性と浮き名を流していた・もしくは女性恋愛をしてこなかったがここで運命相手初恋をするといった構図が生まれるのであるBL作法としてのファンタジーボーイ・ミーツ・ボーイである

もちろん許されざる愛というような異性愛者が思いもしない苦悩はあるが、そこにはゲイ恋愛のしくさや生きにくさは描かれず、あくまで2人の恋愛模様のみが描かれる。

ロミオとジュリエット時代じゃあるまいし 不倫さえ両者が良ければ良しのような現代において、逆に程よい障害やためらいが描け、しかも世にはびこる打算的な考えではない本当のピュアラブに思えるBLコンテンツとしては本当に優秀だと思うが、ファンタジーと割り切る必要がある。

ゲイの人たちはどう思っているのかなと思う

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