2016-07-31

オンラインに主軸を移す、といってはや数年

約30年前に創業した社長が、時代の変化にあわせ、

収益の主軸をオンラインに移すと言い始めてから数年が過ぎた。

今期こそ、全社を挙げて移行すると主張している。

自分提案したリニューアル提案や売上増につながる新たな施策は、

ことごとく無視され、まったくノータッチのまま、新たな経営方針が決まった。

その内容は、以前に提案したものほとんど同じだったが、核となるターゲットは違っていた。

最初提案した2009年、遅くとも2013年あたりにに実行していれば、

からスマホブームに乗って成功していたはず。

何度も繰り返した提案は、いずれも上司のもとで止まっていたのだろう。

オンライン重視を掲げつつ、実務はアナログベース旧態依然のまま。

スマートフォンが普及し、世の中は、確かにインターネットユーザーは増えた。

2000年代若者だった1970年代まれ以降の世代高齢になれば、

完全に、最大の情報源インターネットになる。

しかし、その使われ方は、身内でのやり取りが中心で、

動画の視聴、電子書籍の閲覧など、"閉じた”行為が多い。

昔、勢いがあった頃のインターネットは、趣味や嗜好が同じ無数の他人との交流が中心だった。

もちろん、ROM専の人も多かったけれど、とにかく、匿名で何でも書ける雰囲気があった。

スマートフォンの普及と、リアルオンラインの融合によって、

ネット上で発信すること」の影響力が大きくなり、制約が増えてきたと感じる。

ここでさえ、所属特定されないように、ぼやかして書くしかない。

言いたいことは、誰にも言えず、リアル叫びは、ネット上には、どこにも残せない。

ネットに残らない情報/言葉は、すべて「なかったこと」になる。

自分人生痕跡はどこにも残らない。結局、何者にもなれなかった。

アーティスト漫画家など、クリエイティブ面で実績を残した著名人40代で亡くなる人も多い。

人生は40年」とすると、残り数年。残りわずかな人生に悔いのないよう、本当に書きたいこと、伝えたいことを書き綴りたい。

正当な評価を得られず、創業者上司に振り回されるばかりの仕事より、プライベートを充実させたほうがいいと、ようやく気づいた。

今日は、私だけが知っている、終わりの日。

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