2016-07-29

痩せようとしたことはないけど体重が増えない

さいこからずっと痩せ型で、今は身長は185cmくらいだけど体重は62kgくらい。BMIでいうと18くらい。夏になると薄着になるので、肩や背中、腕が貧相に見えていないかと気になってしまう。毎年、夏が近づくと「今年こそ夏に向けて体重を増やそう」と思い立ちはするものの、結局うまく増やせたことはない。昔、「アンガールズ田中みたいで貧相だからもっと体重を増やせ」と言われてショックだった。親戚や親にも「もっと食べなさい」と言われて、少し嫌だった。向こうにしてみると、「あの子はちゃんと食べさせてもらってないんじゃないか」と思われるのが嫌だったのかもしれない。

決して小食なわけではない。焼肉とかしゃぶしゃぶ食べ放題とかは大好きだし、そういうところに友達といくと大体最後自分けが食べている。そんな様子をみて、よく女性に「食べるのに体重が増えないなんてうらやましい」と言われる。そのたびに「肥満よりはいいかもしれないけど、単純にやせていればいいものでもないよ」「男だと細いのはあんまりいいことじゃないんだよね」などといって話が悪い方向にいかないように気を遣う。

太ってしまったことがないので、痩せようと思ったことがない。よく「どうしたらそんな体型をキープできるのか」とも聞かれるけど、それこそ、痩せようと思って努力したことがないのでわからない、としか言いようがない。今は若いから食べるもの体重に現れないだけなのかもしれない。

ただ、そんな自分でも考えることがあって、それは「意図せずして体重を増やさないような生活をしているんじゃないか」ということ。

ラーメンとかチャーハンみたいな「炭水化物だけ」の食べ物をあまり食べない。単純に単調なものをひたすら食べ続けるのが好きじゃないというのと、そういうものはいくら食べても食べた気がしないのでどうしても多く食べてしまって、しかもすぐに空腹になってしまう。そういうものよりも、サラダと、スープと、ごはんと、メインの食べ物がある、定食タイプが好きなので、結果的に白米を多く食べることがない。最近ふつうの一杯でも苦しいこともある。よくわからないけど、同じものを大量に食べるよりも、いろいろなものを食べたほうが満腹になりやすい気がする。

夜9時以降にふつうに一食食べることはない。というのも、翌朝胃が重くて、動く気がしなくなってしまうから。昼以降何も食べずに夜になってしまったとしても、軽くフレークを食べるくらいにしておかないと翌日の午前がだるくなってしまう。

間食をあまりしない。何か作業をしているときに、甘いものはまだ食べてもいいけど、しょっぱいものを口に入れてしまうと集中して作業ができなくなってしまう。あとポテチとかは手が汚れて、それでペンとかPCに油がついてしまいそうなので避ける。口に入れるとしても飴とかグミとかその程度。

かなり速く歩く。目的地があると、どうしても早くたどり着きたくなってしまって、毎朝軽く汗をかくくらいの速さで歩いている。後ろから歩いて抜かれることは滅多にない。たまにあるとしてもダッシュしている人にだけ。ひたすら動かずに運ばれるのを待つだけしかできないエスカレーターがあまり好きではないので、少し急いでいるとき階段を使う。逆に、電車が行ってしまって、まったく急ぐ必要のないときエスカレーターを使う。ただし、エスカレーターを歩くのは危ないのでやらないようにしている。

ビールが好きではない。今は20代中盤だけど、あの苦さがいまだにおいしく感じられない。

ここに挙げたのは、一般的にはダイエットにいいとされていそうな習慣だけど、自分は決してそれで体重を絞ろうとしているわけではない。むしろ体重は増やしたい。でも、不摂生生活はしたくない。それこそ体調が悪くなってしまう。運動をしてプロテインを取ればいいのかもしれないけど、数千円もするプロテインの袋を店で手に取って「体重を増やすっていうのは本当に金をかけてまでやることなのか、別にアスリートでもなんでもない自分が」と思ってしまって結局なかなか買わない。

もし、体重を減らそうとしている人が、努力して上のような生活をしていたら「がんばってるね!」と言われるかもしれない。ただ、自分場合は全く努力をしていない。自分がしたい生活をしていると、自然とこういう生活になる。だから体重が増えないのかもしれない、と最近になって思った。

「痩せようとは思うけどやっぱり今の生活がやめられない」なんて言っている人に、「そんなに言うならまずはこんなことから始めてみたら?」と言いたくなってしまうけど、失礼な気がしてなかなか言えない。この気持ち自体が失礼なのかもしれないけど。

そんな自分も、数年後にはお腹が出てしまっているかもしれない。いや、でもさすがにそれは避けたい。少なくとも70kgあたりで留めたい。小さめな自動車でも窮屈にならないくらいのスリムさは何としても保ちたい。

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