「有権者」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 有権者とは

2024-06-07

anond:20240607074114

フォークランド紛争地球の裏側まで大艦隊派遣したマーガレット・サッチャーへの批判ならまだわかるけど、ウクライナ大統領ロシア独裁者おっさんじゃねえか。女のせいで戦争が〜という暴論ブコメなんなの

くだんのブコメには「意思決定には女の有権者も入ってる」って書いてあるよね?

""""有権者""""だよ?

何こいつ?とうとう日本語さえ読めんくなった?

それともロシアって女に投票権ないん?

へえ~知らんかったわ~

汚職してもよし」の欺瞞

政治家汚職が無くならない理由は、有権者がそれを許しているからに他ならない。

選挙の度に耳にタコができるほど聞く話だけど、結局のところ有権者が程度の違いこそあれ許しているから、汚職がのさばるんだよ。

汚職してでも職務を全うしているから良し」という論調もちらほら見かけるけど、そもそもなぜ全うしていることにしているのか、さっぱり理解できない。

ちょっと考えてみればわかることなんだよ。

ルールよりも金の優先度が高いなら、簡単国益も裏切るだろう。

政治家が金に目が眩んで、国の利益二の次にするなんてことは、歴史証明している。結局、金が絡めば人間簡単に裏切るものだ。そんなやつらに国を任せるなんて、冗談じゃない。信じられるのはルールを守る姿勢であり、その背後にある誠実さだ。

シンプルに考えてみてほしい。

汚職して仕事できる」よりも「汚職せずに仕事できる」を選ぶべきだろう。なぜそんな当たり前のことがわからないのか、不思議でならない。汚職しながら仕事をこなすなんて、まるで泥棒が盗んだ金で慈善事業をするようなもんだ。そんなことを許す社会は、結局のところ腐敗していると言わざるを得ない。

有権者もっと厳しく監視し、汚職を許さな姿勢を示さない限り、政治家はいつまでも好き放題するだろう。

結局のところ、国民がその泥をかぶる羽目になる。だから選挙の度に目を覚まし、真剣に考えるべきだ。

anond:20240606170608

そう出来ていればよかったんだろうけれど、

とにかく結婚を求める男女に出会いの場を提供する事そのものが許せず

自由恋愛自然結婚出来た勝ち組の子供だけに投資しろというのが有権者の総意みたいだから

どっちみち無理だったんじゃないか

2024-06-06

少子化対策優先順位非婚対策 経済対策 晩婚化対策の順

言いたいことをまとめると

さらに言うと

以下本文(別に読まなくて良い)

前段

こんな増田があった。

anond:20240605091903

つぶやき的な増田だけど、素朴に基礎知識を持っている人の感想というところであろう。

しかし、それに対しての反応に、未だに基礎知識がなく印象論だけで話をしている人が多く居るという事を見かたので、改めて書いてみる。

この他にも、元々東京都婚活アプリを整備すると言う話 [注5] に対しても微妙意見があるので整理してみる。

ちなみに前書いた増田

https://anond.hatelabo.jp/20231208002645

の切り口を変えたバージョンなので一部流用してます

子育て対策少子化対策としては非合理的優先順位は低い

子育て支援のほうが合理的、そんな意見があるが、それは間違っている。何故かと言うと、少子化の主因を捉えていないから。

これは繰り返し言われてきたが、少子化の主要因は、非婚化と言われている(注1)

詳しくは注記に文献を上げておくので見てほしいが、簡単に言うと

と言う状況があるためだ。

結婚した夫婦がもうける子どもの数は微減状態にはあるが、そこに合計特殊出生率の変化のグラフと、婚姻率のグラフを重ねてみてほしい。そうすれば、夫婦が設ける子どもの数は横這いで、結果として表れる合計特殊出生率の変化のグラフとは重ならないが、婚姻率のグラフは綺麗に重なることがわかるだろう。一目瞭然で「結婚した夫婦も減ってるじゃ無いか」と言うのは枝葉であり、全くマトを得てない事が分かると思う。

少なくとも「対策合理性」という観点から検討すると合理的とは言いがたい。

ただ、この点についても重要視点がある為、あとで少し書いてみる。どちらにしても少子化支援解決は難しい。

このように、結婚しない人を結婚させるより、3人目を諦める人を支援した方が良いと言う事実はない事も既に研究で明らかになっている。確かに理想の人数の子の数を諦めた理由という調査では、その理由経済を上げる人が多いが、統計分析すると

要するに夫婦の子もの数を増やすには、最も合理的手段は晩婚化対策であるだと言うことになるが、政治的タブーでありこの路線はほぼ無理であるとも言える。ただ、やるべきではあるのだが、これは子育て支援方面ではない。

もちろん、

ただし

子育て支援少子化対策としては有効ではないと言うことをとにかく認識してほしい。

よく「子育て支援少子化対策」と並べる人がいるが、この二つは似て非なるものである少子化対策とは別に考えるべきだ。

非婚対策に何が重要

まず基礎的な事実確認から

と言うことになる。

この施策を真っ向からストレートに捉えると、出会いを作って結婚してもらうと言う事になるだろう。色々な所が取り組んでいる。それを東京都がやるのが東京都が行う管掌のマッチングアプリという事になるだろう。

ここで「合理的か」という観点から見るとき考えなければならないのが、この施策にかかるリソースだが、東京都がこの婚姻支援に入れる予算は、たったの3億円である。(注5)

福祉予算としては圧倒的に低く、はっきりと東京都レベルでは誤差の範囲予算だ。例えば、都庁プロジェクションマッピングの半額以下である

予算が低いことが問題ではない。むしろ合理性」という観点では低い予算で高い効果が上がる可能性が高いと言うことだ。3億円では都心100人規模の保育所運営費にも満たないと思われる。

色々な資料を読んでいると、非婚化・晩婚化による少子化1990年代から既に言われていることで(注1) この程度の予算でできる事をなぜやってこなかったのか、とどうしても思ってしまうが、過去の事は仕方が無い。

これからでもよいのでやるべきだ。

晩婚化対策に何が必要

さて、優先順位の3番目にきている「晩婚化対策」についても触れたいと思う。

晩婚化対策が何故必要かは、既に述べた理由の再掲にはなるのだが、まとめると

また、

さて、晩婚化対策とはなんだろうか?これは2つ考えられ

  • 晩婚化しないように若いうちに結婚するよう推奨する施策
  • 晩婚化は仕方が無いと受け入れ、晩婚化による弊害を軽減する施策

の二つがある。

政策的にやりやすいのは明らかに後者である。1は大事だが、これは政治的タブーであるし、現実問題出来るのかという事がついて回る。

一方で後者はやりやすい。と言うのは、いずれの統計でも、いずれの時代にも「結婚したい」と考える独身者の率は年齢が上がるほど延びて、一定を超えると諦めて減ると言うカーブを取るからである

ただしこれは子育て支援とは切り口が異なる。政策的には子育て支援に含められている場合も多いが「不妊治療公的扶助の拡充」などがそれにあたる。

子育て支援と異なるのは何かと言うと、保育所支援学費無料化などは「既に生んだ後」の支援である。実はこれが少子化対策には効果が薄く非合理的だと言われる。

直接的に生みたいが生めないと言う人々を支援することが有効なのだが、何故か少子化対策に対してこちらの方が手薄になっている。

少子化対策予算などいくらでも出せるのだから全部やればいいと思うのだが。

おこなわれないのは、属性の人々はあまり政治層に声を上げないし、代弁して声を上げるような社会団体が無いからだと思われる。

まとめ

再掲するが、せめて

必要だ。

政治的

みたいなことを堂々といったら炎上するだけで難しいのはわかる。例えば、子育て支援所得制限無し無制限が支持される一方で、自治体が頑張って結婚相談所を作っても参加補助どころか無料も無理で、実費請求されるところがほとんどだ。

今回の件も、例えば朝日新聞報道( 注5) にも「行政がやる事か?」「結婚しろという圧力になる」と言った的外れコメントが、有識者枠で掲載される有様だ。有識者と言いながら単なる社会活動家ポジショントークに過ぎないのだが、ほぼ例外なく誰もが当事者であるから出てきてしまうのであろう。

これは有権者の支持が得られないというところであろう。

が、もうこれを上手くオブラートに包んで実行していくほかにないのでは無いと思われる。

子育て支援をするなと行っているのでは無い。子育て支援はやるべきだしかし、子育て支援少子化対策にならないのを直視して、少子化対策は別枠でちゃんとやってくれと言う事である

少なくともこの現実直視し、正しい基礎知識を持った上で、婚姻支援合理的ではないなどいった誤った考えを早く正すべきだと考える。また政治活動家ロビー活動をする時も、この論法を使うことは控えてほしい。もっと他に手頃なスケープゴートがあるだろう。

冷静に考えてほしい。東京都だけで2兆円ちかい子育て関連予算に対して、3億円の施策が何だというのか? そして誰も「子育て支援を削って非婚対策しろ」なんて考えで施策を行ってないのである

少子化対策は非常に重要問題で、主要な政治家はみな積極的に取り組んでいる状態だ。子育て支援婚姻支援トレードオフ関係にある訳がないから、必要なら両方やれば良いのだ。

正しい知識をもって行動してほしい。

注記

アドレス載せすぎてスパム判定されたので、h抜きにしてあります

おまけ:よくある誤解とその解説

入らなかったので別エントリ

https://anond.hatelabo.jp/20240606122811

少子化対策優先順位非婚対策 経済対策 晩婚化対策の順

言いたいことをまとめると

さらに言うと

以下本文(別に読まなくて良い)

前段

こんな増田があった。

anond:20240605091903

つぶやき的な増田だけど、素朴に基礎知識を持っている人の感想というところであろう。

しかし、それに対しての反応に、未だに基礎知識がなく印象論だけで話をしている人が多く居るという事を見かたので、改めて書いてみる。

この他にも、元々東京都婚活アプリを整備すると言う話 [注5] に対しても微妙意見があるので整理してみる。

ちなみに前書いた増田

https://anond.hatelabo.jp/20231208002645

の切り口を変えたバージョンなので一部流用してます

子育て対策少子化対策としては非合理的優先順位は低い

子育て支援のほうが合理的、そんな意見があるが、それは間違っている。何故かと言うと、少子化の主因を捉えていないから。

これは繰り返し言われてきたが、少子化の主要因は、非婚化と言われている(注1)

詳しくは注記に文献を上げておくので見てほしいが、簡単に言うと

と言う状況があるためだ。

結婚した夫婦がもうける子どもの数は微減状態にはあるが、そこに合計特殊出生率の変化のグラフと、婚姻率のグラフを重ねてみてほしい。そうすれば、夫婦が設ける子どもの数は横這いで、結果として表れる合計特殊出生率の変化のグラフとは重ならないが、婚姻率のグラフは綺麗に重なることがわかるだろう。一目瞭然で「結婚した夫婦も減ってるじゃ無いか」と言うのは枝葉であり、全くマトを得てない事が分かると思う。

少なくとも「対策合理性」という観点から検討すると合理的とは言いがたい。

ただ、この点についても重要視点がある為、あとで少し書いてみる。どちらにしても少子化支援解決は難しい。

このように、結婚しない人を結婚させるより、3人目を諦める人を支援した方が良いと言う事実はない事も既に研究で明らかになっている。確かに理想の人数の子の数を諦めた理由という調査では、その理由経済を上げる人が多いが、統計分析すると

要するに夫婦の子もの数を増やすには、最も合理的手段は晩婚化対策であるだと言うことになるが、政治的タブーでありこの路線はほぼ無理であるとも言える。ただ、やるべきではあるのだが、これは子育て支援方面ではない。

もちろん、

ただし

子育て支援少子化対策としては有効ではないと言うことをとにかく認識してほしい。

よく「子育て支援少子化対策」と並べる人がいるが、この二つは似て非なるものである少子化対策とは別に考えるべきだ。

非婚対策に何が重要

まず基礎的な事実確認から

と言うことになる。

この施策を真っ向からストレートに捉えると、出会いを作って結婚してもらうと言う事になるだろう。色々な所が取り組んでいる。それを東京都がやるのが東京都が行う管掌のマッチングアプリという事になるだろう。

ここで「合理的か」という観点から見るとき考えなければならないのが、この施策にかかるリソースだが、東京都がこの婚姻支援に入れる予算は、たったの3億円である。(注5)

福祉予算としては圧倒的に低く、はっきりと東京都レベルでは誤差の範囲予算だ。例えば、都庁プロジェクションマッピングの半額以下である

予算が低いことが問題ではない。むしろ合理性」という観点では低い予算で高い効果が上がる可能性が高いと言うことだ。3億円では都心100人規模の保育所運営費にも満たないと思われる。

色々な資料を読んでいると、非婚化・晩婚化による少子化1990年代から既に言われていることで(注1) この程度の予算でできる事をなぜやってこなかったのか、とどうしても思ってしまうが、過去の事は仕方が無い。

これからでもよいのでやるべきだ。

晩婚化対策に何が必要

さて、優先順位の3番目にきている「晩婚化対策」についても触れたいと思う。

晩婚化対策が何故必要かは、既に述べた理由の再掲にはなるのだが、まとめると

また、

さて、晩婚化対策とはなんだろうか?これは2つ考えられ

  • 晩婚化しないように若いうちに結婚するよう推奨する施策
  • 晩婚化は仕方が無いと受け入れ、晩婚化による弊害を軽減する施策

の二つがある。

政策的にやりやすいのは明らかに後者である。1は大事だが、これは政治的タブーであるし、現実問題出来るのかという事がついて回る。

一方で後者はやりやすい。と言うのは、いずれの統計でも、いずれの時代にも「結婚したい」と考える独身者の率は年齢が上がるほど延びて、一定を超えると諦めて減ると言うカーブを取るからである

ただしこれは子育て支援とは切り口が異なる。政策的には子育て支援に含められている場合も多いが「不妊治療公的扶助の拡充」などがそれにあたる。

子育て支援と異なるのは何かと言うと、保育所支援学費無料化などは「既に生んだ後」の支援である。実はこれが少子化対策には効果が薄く非合理的だと言われる。

直接的に生みたいが生めないと言う人々を支援することが有効なのだが、何故か少子化対策に対してこちらの方が手薄になっている。

少子化対策予算などいくらでも出せるのだから全部やればいいと思うのだが。

おこなわれないのは、属性の人々はあまり政治層に声を上げないし、代弁して声を上げるような社会団体が無いからだと思われる。

まとめ

再掲するが、せめて

必要だ。

政治的

みたいなことを堂々といったら炎上するだけで難しいのはわかる。例えば、子育て支援所得制限無し無制限が支持される一方で、自治体が頑張って結婚相談所を作っても参加補助どころか無料も無理で、実費請求されるところがほとんどだ。

今回の件も、例えば朝日新聞報道( 注5) にも「行政がやる事か?」「結婚しろという圧力になる」と言った的外れコメントが、有識者枠で掲載される有様だ。有識者と言いながら単なる社会活動家ポジショントークに過ぎないのだが、ほぼ例外なく誰もが当事者であるから出てきてしまうのであろう。

これは有権者の支持が得られないというところであろう。

が、もうこれを上手くオブラートに包んで実行していくほかにないのでは無いと思われる。

子育て支援をするなと行っているのでは無い。子育て支援はやるべきだしかし、子育て支援少子化対策にならないのを直視して、少子化対策は別枠でちゃんとやってくれと言う事である

少なくともこの現実直視し、正しい基礎知識を持った上で、婚姻支援合理的ではないなどいった誤った考えを早く正すべきだと考える。また政治活動家ロビー活動をする時も、この論法を使うことは控えてほしい。もっと他に手頃なスケープゴートがあるだろう。

冷静に考えてほしい。東京都だけで2兆円ちかい子育て関連予算に対して、3億円の施策が何だというのか? そして誰も「子育て支援を削って非婚対策しろ」なんて考えで施策を行ってないのである

少子化対策は非常に重要問題で、主要な政治家はみな積極的に取り組んでいる状態だ。子育て支援婚姻支援トレードオフ関係にある訳がないから、必要なら両方やれば良いのだ。

正しい知識をもって行動してほしい。

注記

アドレス載せすぎてスパム判定されたので、h抜きにしてあります

おまけ:よくある誤解とその解説

子育てができない→子育てする金がないか結婚しないのであって、既に金がある奴を支援しろ

今までの話を読んできてもらった人には、完全に誤った議論であることはわかっていただけると思うのだけれど、どうしてもこう言う事を言う人がいる。

ただ、一点だけ「既に金がある奴を支援するべき」はその通りで、そのための施策マッチングサービス非婚対策なのである

統計で見ると、結婚しない・出来ない理由は、トップが「出会いがない」で次いで「経済理由である

経済理由出会いが無いはほぼ同率なので、両方に手当てをする必要がある。

そして未婚男性で最も多いのは年収500万円以上なので、経済だけを協調して、マッチングサービスなど出会いを作る施策を非合理的だとする理由はない。

両方やれば良いし「合理性」で考えるならば、マッチングサービスなどの単純な婚活支援最初に来るだろう。

参考: ttps://president.jp/articles/-/63789 婚活市場では"高望み"の部類だが…「年収500万円以上の未婚男性」が最も余っている皮肉理由

引用

涯未婚率対象年齢である45~54歳男女の未婚人口年収別にみると、未婚男性もっと人口が多いのは500万円以上の年収層になります(2007~2017年10年推移)。これは2007年も同様で、比率にしてしまうと小さくなるのですが、実数としては「婚活女性高望みといわれてしま年収500万円以上の未婚男性」がもっとも余っている


婚姻が下がっているか少子化しているのではない、少子化しているか婚姻率が下がっているのだ

まり相関であって因果ではないと言いたいらしい。

わずかにそう言った傾向はあるかも知れないが、基本的には誤り。根拠としては、結婚する理由に「子どもが欲しいから」と答える人が減っているという事を上げることが多いが、子どもが欲しいからと上げていた Permalink | 記事への反応(0) | 12:26

筋肉汚職解決する

政治汚職が無くならない理由、知ってるか?

そう、筋肉が不足してるからなんだよ。

筋肉があれば、気持ちポジティブになって、問題解決も楽勝だろ?

だけど、政治家ってのは、筋肉が足りないか汚職に走るんだ。

彼らに十分な筋肉があれば、汚職なんてくだらないことを考えなくなるんだよ。

筋肉がある人間は、自分の力に自信があるから、卑しい手段に頼らない。

そして、有権者筋肉を持つことが重要だ。

筋肉を持った有権者は、汚職政治家を牽制できる。

筋肉のない有権者なんて、簡単にだまされちゃうだろ?

から政治汚職をなくすためには、まず筋肉を鍛えることが大事なんだ。

ジムに行け、筋トレしろ

筋肉をつければ、政治の腐敗なんて簡単解決できるんだよ。

2024-06-05

少子化はどこまでいけるのか

タイ https://togetter.com/li/2378160

韓国 https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/03/154ec437debe60b9.htm

 

出生数がゴリゴリ下がっていってるけど

これはあくま状態Aから状態Bへの移行期だと思っている

何の状態の変化なのかはしらない(誰も解明できていない)が

毎年10%減ってるからと言ってそれがずっと続くわけではない

となるとどこで止まるのか?だけど

適齢期の20〜35歳くらいの男女が、最低限このくらいは結婚して子供を生むだろうというラインがあると思う

具体的には韓国だと3割は結婚して、1.5人は子供を設けるでしょう

その時の合計特殊出生率は0.225

今適齢期は韓国場合1000万人くらいいるか

15年あるとして、1000万×0.225/15=15万人あたりが下限だろう

 

2023年の出生数は23万人だったから、10マイナス成長すれば3年で底打ちする

そこから新しい時代になってしまうだろう

 

なお、次の15年の世代は700万人くらいとなるので、下限は10万人となる

 

日本場合の下限は

結婚率が50%、子供が1.5人くらいと考えると、合計特殊出生率は0.375だが

適齢期は2000万人、下限が50万人で、今の出生数が75万人なので、10%減少すれば4年で底打ちと予想される

50万人と言えば、80年で4000万人か

その時、有権者政治は何を思うのか

 

中国場合の下限は

結婚率が50%、子供が1.5人と考えると、合計特殊出生率は0.375

適齢期は2億人、下限が500万人くらいで、今の出生数が900万人、10%減少すれば6年で底打ちと予想される

2024-06-04

他人批判することが、有権者に「政策ビジョン」を語ることだと本気で思っている政治家がいるらしい。

自民党裏金問題と、東京未来を決める東京都政は分けて考えるべきである

その東京都政に裏金問題を持ち込むべきではない、という批判自然に受け入れられるものだと思っていた。

もちろん、誰とは言わないけどね。

ということは、有権者の中にも、政治家政敵批判だけやっていれば「きちんと仕事をしている」と評価するのが一定数いるということなのだろうか。

後ろ向きというか、生産性が無いというか、政治ビジョン、つまり夢を語ってほしいと思わないのかな。

あるいは物事を前向きに考えられないほど、切羽詰まっているのだろうか。

我々国民の分断は、目に見えていなくても非常に深刻なレベルに達しているのではないか

2024-06-03

anond:20240603105733

献金の記録見たらマジでしょーもないなってわかると思うよ。

有権者がそう思うんならその人に票が行かず落選するはずじゃん。

それが民主主義よ。

anond:20240603090723

次に、企業や団から献金を完全に禁止すること。これが一番の問題だよ。政治家企業や団からお金をもらって、その見返りに有利な政策を取る。こんなことが許されるわけがない。

そうか?

収賄罪ど真ん中の刑法規制は残すことを前提とすると、ここでいう「その見返りに有利な政策を取る」っていうのは実際には直接の対価性は無くて(対価性があれば刑法問題)、ただ支援してくれる団体情報はよく知っているが故にその団体のためになる政策提案できるっていう話じゃん。

それを許すか許さないか判断するのは与党が統制する警察機構ではなく、有権者であるべきで、有権者判断情報公開で担保される。

から情報公開を徹底することが全てであって、献金自体は「一番の問題」などとは言えないよ。

2024-06-02

批判ばっかりの政治に何も共感出来ないんだが

はてなで言うと怒られそうなんだけど、他では同じ考え方の人が多いみたいで安心してる

あれが駄目これが駄目じゃなくてさ

自分リーダーになるって立候補してるんだから自分だったらどうするのか語りなよって思っちゃうんだよな

都知事選に限らずなんだけどさ

敵とみなしたを人を攻撃して共感してもらえるのは、同じメンタリティを持ってる人たちだけで

絶対マスには届かないじゃん

大抵の有権者は人と何が良くなるかにしか興味ないよ

なんなら全部ひっくるめて興味ない人の方が多いくらいなんだから

自分当選出来る方法を都政に当てはめてやろうとすると絶対悪手だと思うんだよな

在任8年の現職と、国政与党経験者の現最大野党の支柱的存在であった新人が、

お互いに何一つ具体的な展望を語らず、外野を巻き込んでネガキャン合戦しているのを見ると、

選挙有権者レベル以上にはならないってのがよく分かる。

地道にやってれば勝てる地方での生存競争に負けて、

都会に逃げ込んで一発逆転を狙うような、

東京人」ってだけがアイデンティティのクソバ無能ばっかりが集まれば、

あんな低レベル選挙しかならんわな。

本当の東京人の人はご愁傷様。

2024-06-01

anond:20240601193606

政治家自身が言ってるよね

女だと高齢男性妨害したりセクハラしたり話聞かなかったり罵ってきて地獄

日本バカ有権者政策内容をちゃんと聞いて投票する「人間」じゃなくて、笑顔が素敵とか握手してくれたとかの馬鹿げた理由投票する猿ばかり

選挙やればわかるが

女性は圧倒的不利だって

政治家でもないお前の感想に何の意味があるのかな

anond:20240601191704

少数派のマイノリティ障害者是正措置をとるというなら話は分かるんだけど、政治家を男女同数にするために是正措置を取るのは意味が分からないんだよな

だって有権者の半分が女性なんだから現状の半分くらいは女性意思だろう

マイノリティが数が少ないか政治家になれないのとはぜんぜん違う

2024-05-30

左翼って本当に劣化したな…。

鳩山元総理レベルでも、

日本列島日本人だけの所有物じゃない」って一番重要本音は隠して、

「私達に投票してくれれば日本国民のために身を粉にして働きます」って嘘を付く程度の知能はあったのに、

今は「都知事日本人にやって貰いたい」って都ファ議員が言うだけで、「差別だー排外主義だー」と大騒ぎ。

そこは嘘でも建前でも「蓮舫さんなら小池より都民生活を良くしてくれますよ」とでも言えよ。

外国人参政権とか、外国人優先政策とか、自民党排除とか、本音はその辺りにあるとしても、

せめて政治の実権握るまで本音を隠して有権者を騙す程度の知恵を働かせろよ。

ネトウヨと違って高学歴IQEQの選りすぐりの愚民を導いていく立場にあるエリート様なんだろ?

それらしい行動見せろよ、失望させるな、クソボケ

anond:20240530141732

具体的にどこらへんがマシなのか説明してもらわないと学びようがないんだが


与党政権の方が野党政権よりもメリットが上回ってる層は限られてるし、

どの層なのか教えてくれないとイメージもできないから具体例として増田立ち位置を教えてよ

↓どれ?

与党支持してメリットのある人って日本ではかなり限られてるけど、あなたはどの層なの?

見限ってる有権者ってどの層を想定してる?

1電通役員

2政治家家系

3米国セレブ

4資産100億以上ある地主

5大株主

6それ以外(記述してくれ)

anond:20240530140922

与党支持してメリットのある人って日本ではかなり限られてるけど、あなたはどの層なの?

見限ってる有権者ってどの層を想定してる?

参考までに教えてくれると嬉しい

1電通役員

2政治家家系

3米国セレブ

4資産100億以上ある地主

5大株主

6それ以外(記述してくれ)

anond:20240530135139

良いんじゃないの?

冷笑してまともに対話しないか野党有権者から見限られてるんだよ

anond:20240530081859

社長が定額減税は糞のスムージーに毛が生えたようなものって言ってた

まずはした金の減税が糞

年末調整簡単にできる事を毎月面倒くさい計算企業押し付け有権者に恩売ろうとしてるところが、毛

自民党投票する人は勝ち馬に乗りたいか投票してる」みたいな説

自民が優勢のとき投票率が高いのがその証拠」とか言ってる。

有権者多数派はいちいち選挙情勢を調べて「お、今回は自民が勝ちそうじゃん。自民に入れてこよ」とか投票に行かないと思うんだよね。

野党支持者が選挙で負けるたびにSNSとかの狭い世界で「いえーいまた自民の勝ちw」とか煽られて悔しすぎて「こいつら勝ち馬に乗ってるだけだろ!」という思考になって生み出した説だと思う。

2024-05-27

anond:20240527134321

選挙に出たけりゃカネ払えってのは合理的だと思うけどね。

ただ選挙区内有権者の50分の1の署名があれば立候補できるとか代替措置があってもいいと思うけどね。

蓮舫さん都知事選出馬

小池的な人が狂喜乱舞しているけど、旧民主党の頃からの熱心な支持者であるから見れば、

蓮舫さんの強みってのは、発言に対する責任や、過去言動との一貫性、結果を全く無視し、

その時々で有権者が興味が高い分野で短期的に過激プロレスショーができることにある

無敵の挑戦者批判者でこそ輝く人であって、言動責任を持って長時間かけて取り組む実行者には全く向かないんだ

民主党政権の時、改革の柱として鳴り物入りではじめた事業仕分けだってグダグダになって有名無実したことを忘れたのか

勿論、小池だってレベルかそれ以下なんだから空気を入れ替える為に、

蓮舫さんに任せるってのは一見まともな選択に見えるかも知れないが、

政権交代前の旧民主党から民主党政権時代、そして今の立憲民主党時代に至るまで、

蓮舫さんの政治スタイルは不変であり、都知事肩書を得たら変わるようなものではないだろう

蓮舫さんが都知事になった暁には深刻な政治停滞と混乱がもたらされる

とは言え、東京は多数の企業本社が置かれる経済の中心地であり、

多少政治が滞ったところで揺らぐ程やわではないので、ここで社会実験をすると言うのも悪くもない

また、地方行政は多くの場合知事議会対立する構図となることが多く、敵には事欠かない

そうなれば無敵の挑戦者と言う蓮舫さんの強みを活かして、長期間安定した支持率を維持できるかも知れない

そうなれば有権者の中で渦巻く立憲不信を拭い、国政での政権交代に繋がるかも知れないので、

蓮舫さんは国の運命を背負っていると言う自覚を持って選挙に臨んで欲しい

2024-05-26

静岡県知事選2024 自民推薦候補が敗北した理由

2024年5月26日静岡県知事選挙において、自民党推薦の元総務官僚大村慎一は敗北した。その敗因を分析することで、選挙戦術課題静岡県政治情勢を明らかにしたい。

大村慎一の出馬と初期の戦略

川勝前知事の辞職表明後、真っ先に出馬を表明したのが大村慎一だった。彼は、川勝前知事によって生まれた分断を解消する「オール静岡」を掲げ、静岡県未来を担う候補として期待された。地元紙によれば、3年前の前回知事から自民推薦候補としてリストアップされており、その時は準備が整わず辞退したが、前回選挙直後から県内中東部の政財界コネクションを築き、出馬の地固めを進めていた。総務省に影響力を持つ自民党幹部も、県内各自治体の首長らに「大村を頼む」と支持をお願いする電話をかけ回っていたという。

結果、出馬表明後、県内各自治体の首長が続々と大村支持を表明し、地元メディアも連日「今日は〇〇市の市長大村支持を表明しました」と報じた。特にリニア問題で注目されている大井川流域市町の盟主である島田市長の支持表明は大きく取り上げられた。一方、対抗馬の鈴木康友に関しては、スズキ自動車会長とのつながりくらいしか報じられなかった。

また、大村鈴木も「環境を守りつつリニア推進」と表明したことで、争点がリニアから浜松球場建設問題に移った。何百億円も県予算をかける工事見積もりのため、浜松市以外の人から見れば反対が多い。メディアは最大争点として浜松球場問題を扱い、大村は「ゼロベース見直し」を掲げて支持を広げた。

ここまでは完璧だった。

自民党内部の情勢調査によれば、4月前半は当初は鈴木康友氏に大幅リードを許していたが、下旬になると一気に差を詰めていたという。

その結果、岸田率いる永田町自民党本部大村に推薦を出した。

敗北ルートの始まりだった。

過激選挙戦術リニア問題

選挙戦が本格化する中、大村陣営は「SUZUKI政治を許さない」といった過激プラカードを掲げ、対抗馬の鈴木康友への批判を強調した。この手法は、川勝前知事JR東海批判して支持を集めた「分断を煽る」戦術のものであり、県民の一部から逆効果となった。

リニア問題でも、「1年以内に解決する」と表明し、リニア工事環境アセス審査に期限を設けた。しかし、岐阜県の水枯れが報道され、大村演説先で急遽公約が書かれたプラカードの「1年以内に解決」の部分をステッカーで隠し、公約を取り下げるという失態を犯した。このような混乱は、有権者の信頼を失わせた。

浜松球場問題地域対立

争点として浜松球場問題を強調しすぎたことも問題だった。この戦術浜松市との対決色を強調しすぎる結果となり、地域対立を煽る形となった。西部VS中部の構図が目立ち、東部伊豆選挙への関心が低下し、更に浜松市鈴木陣営の結束を固めさせる結果となった。

自民党本部の推薦とその影響

自民党本部の推薦も裏目に出た。自民党裏金問題国民から拒絶されている現状では、推薦がむしろマイナスとなった。応援演説には地元上川陽子以外、政権幹部応援演説に入ることはなかった。その上川陽子演説も「失言」として報じられ失点にしかならなかった。

鈴木康友選挙戦術

鈴木康友選挙戦は、謙虚姿勢で始まった。東部地域市長から挨拶に来ないのは東部を軽視しているからだ」と批判された際には、出陣式を地元西部ではなく東部で行い、批判をかわした。特定政策を強調することなく、リニア問題岐阜の水枯れが報道された時も「拙速には進めない」と上手くかわした。さらに、河村たかし名古屋市長など民主党時代の同期を動員し、幅広い人脈をアピール立憲民主党議員応援演説を行い、与野党対決を前面に出すことで、大村側の自民党色を目立たせた。一方で、鈴木全面的支援したのは自民党浜松支部であり、また、菅義偉首相との蜜月関係も報じられるなど、自民支持層にも食い込んだ。

結論

大村慎一の敗北は、逆効果選挙戦術リニア問題での混乱、地域対立煽り自民党本部の推薦の裏目など、複数の要因が重なった結果である。これらの要因を総合的に考慮すると、大村が敗北したのは必然とも言えるだろう。この選挙結果は、静岡県政治情勢に新たな課題を投げかけている。

2024-05-25

anond:20240525170851

どっちが勝ったって「東京有権者レベルの低さを端的に示す現象」にされるので、できるだけ当選を嫌がって苦しむ人間が多い方に投票したい。そうすると小池かなと思っている。

2024-05-24

これね、共同通信だけの問題じゃないけど、そういうことだよね。ミスインフォメーションキャンペーン

[B! 上川陽子] 【内部文書入手】上川陽子「うまずして」切り取り報道の共同通信「全くひるむ必要は無い」差し替え経緯も判明

共同だけの問題じゃないというのは、共同通信に乗せられたとしても、各社一斉に

出産を願ってもできない人への配慮に欠けるとの指摘」で揃ったこと。いかにも日本的な乗せられ方だ。

これは欧米ミスインフォメーションキャンペーンと呼ばれるもので、誤報による世論誘導だ。

ミスインフォメーションキャンペーンとは、世論有権者の行動に影響を与える目的で、意図的に虚偽の情報や誤解を招くような情報を流すことを指す。こうしたキャンペーンは、民主的プロセスに対する信頼を損ない、地域社会を分極化させる可能性がある。誤情報は、ソーシャルメディアマスメディア口コミなど、さまざまなチャネルを通じて拡散される。フェイクニュース作成したり共有したり、事実操作したり、問題を誇張したりして、有権者の間に疑念や混乱を生じさせるような戦術がとられる。

その目的は、選挙結果を左右したり、政敵の信用を失墜させたりすることだが、ひいては選挙制度に対する国民の信頼を低下を招くため、このようなキャンペーンは、選挙結果に対する有権者の信頼や民主主義全体の健全性に影響を及ぼす可能性がある。

これがいかヤバいことかのメディア自身自覚のなさが、世界報道自由度ランキング70位という結果にも反映しているんだよ。

今回の場合、完全に誤報を流したというより、もともと解釈に幅がある、どちらにとられてもおかしくない表現だったことが特徴だ。

それは、女性たるもの出産すべし、と解釈できる、そういう解釈しか思いつかない人が一定数いる、というのは、この記事がでてもなお、上川発言に非があるとするブコメが少なくないことでわかる。

上川氏が女性役割に対して固定観念を持っている、という指摘はありうると思う。ただ、最初からそういう指摘をする報道だったら、ここまで炎上しなかったのではないか

しかし、これが炎上したのは、実際の各社の報道が「出産を願ってもできない人への配慮に欠けるとの指摘」だったからだと私はみる。

ジェンダーロールの偏見の指摘と弱者への配慮欠如の指摘は必ずしも同一のこととはいえない。

今回のメディア場合不妊で悩む女性を主に念頭に置いたのかしらないが、そういう方々が可哀そうだと、感情的正義に訴えたわけだ。

上川氏の潜在的差別意識を指摘するのとちがって、この訴え方は、「出産を願ってもできない人」というデカ主語を据えるものだ。


出産困難者というのは、もやっとしたイメージだ。人それぞれ「出産を願ってもできない人」のイメージが違う。

子育て環境制度的な脆弱さを思い浮かべるひともいるだろうし、家族親族からプレッシャーとして理解するひともいるだろう。

女性出産役割自己実現価値見出している人もそうでない人も含めて、かなり多くの人が感情的共感の網にかかってしまう。

まり上川叩きの味方を増やす効果があって、上川からすれば、保守から批判されうるし、フェミから批判されうるという状況に置かれてしまたことになる。

今回の誤報キャンペーンでは、感情的共感をより広く、網を張り、特定ターゲット層に的を絞らない戦略が功を奏し、同町圧力の強い傾向のある日本で、あとに続くメディアを一斉に吊り上げ、ばっちりと効いてしまったというわけだ。

その意味で、上川氏がすぐに発言撤回したのは賢明だった。

出産を願ってもできない人」への配慮、という形で大衆感情を煽ったのが今回のミスインフォメーションキャンペーンだったといえるだろう。

問題は、これが選挙に影響を与えかねない、ということを報道機関が自覚しているかどうか。

それに対して「全くひるむ必要は無い」というのが、共同通信スタンスなのね。確信犯であることがよくわかった。


とはいえ共同通信だけでなく各社報道機関は、「出産を願ってもできない人」への配慮を犬笛として使いたかったのかもしれないが、その副作用についてはやっぱり少しは考えてもらいたい。

出産を願ってもできない人」への配慮を訴えたつもりでいても、出産を願ってもできない人々を一つのカテゴリーとして固定化することで、そのグループが常に特別配慮必要とする、社会的に弱い立場にあることが強調され、固定観念が強化されることもありうる。

これって女性の弱さ傷つきやすさについての別の意味偏見が強化されるってことでもある。

社会的に弱い立場であるとの認識が広まれば広まるほど、社会的に敏感なトピックになり(タブー化)、それついて話す際に、他者感情意見を過剰に気にすることになる。これにより、人々は自分発言自己検閲し、無意識のうちに自らの意見抑制するようになる。

兵隊さんご苦労さん」みたいな、何気ない表現大衆戦争に巻き込むプロパガンダとして一番効果があるのと似た話で、こんな配慮や遠慮、忖度の積み重ねで、誰かが傷つくのを恐れて何もいえない社会にどんどんなってしまう。

これに対して、いやいやむしろ偏見解消は積極的キャンペーンをやるべきだ、女性に対する偏見が解消されて、社会全体としてハラスメントが減るならそれは結構な話じゃないか、といわれるかもしれない。


しかし、実際のところ、偏見というのは、配慮すればなくなるというものでもない。

強さや傷つきやすさの男女差というのは、いってみれば偏見なんだけど、悟りを開けば自分偏見を解消できるわけでもないし、

言論警察よろしく配慮に欠ける発言バッシングすれば解消できるわけでもない(公言しないようにすることは可能だとしても)。




近代黎明期に、イギリスから隣国で起きているフランス革命で、反革命派が断罪されている様をみたエンモンドバークは、

なんでも理性的判断できる、偏見を解消できると考えちゃう傾向はヤバいと考えた。

偏見なんてなくならないんだから偏見をなくそうという発想をやめて、偏見を生かそうという考えを進めた。

それが保守の出発点なんだけど、世の中が保守一辺倒というのもそれはそれでどうしようもない社会だ。伝統的な価値観のなかでは自己実現できないひとだっている。

さすがに、公平性については、制度が、最低ラインとして補助線というか設計図を引かないと、いつまでも伝統的な価値とか懐古的になっててもしょうがないだろう。

ということでまあ、ジェンダー問題は、極力、制度としての公平性、機会としての公平性という観点限定して話をするように注意しておくのがいいってことかな。

もちろん、制度機会平等理性的に討議したとしても偏見がなくなるわけじゃない。

偏見はなくならないけど、制度の普及・概念進歩に伴い、ひとの意識は変わっていくだろうと期待する。それだけでよく、それ以上のことはあえてしないほうがいい。

ひとはすべて進歩した価値観にもとづいて幸福を追求しなければならない、みたいなのは押しつけがましい左翼傲慢からだ。

伝統的な価値観のなかでは自己実現できないひとがいる」一方で、伝統的な価値観で自己実現をしたいひとだっているんだよ。

進歩的な価値観に基づいて偏見を解消しようすると、社会のどこかで肩身の狭い思いをする人が出てくる。

「世の中はいつも変わっていくから頑固者だけが悲しい思いをする」(中島みゆき、世情)というわけだ。

から言わせると、そういう進歩史観を押し付けようとするところがもっとサヨクのムカつくところなんだよ。

かつて反戦フォークの全盛期、学生運動が最高潮を迎えていた時期、中川五郎の「主婦ブルース」のなかにこんな歌詞がある。

機動隊学生の衝突が テレビニュースで映される

息子は今夜も帰らない 私は心配で眠れない

息子は私に議論を吹っかけて 沈黙共犯だと責め立てる

だけど私は家庭が一番 真面目に生きるのには疲れた

おお 人生は悩みよ ちっとも楽しくない 恋なんてしない間にふけちゃった

わびしい夢に はかない楽しみ 思い通りには何もならない

安保世代では親ですら論破すべき守旧派だった。しかし、学生運動は結局、どの社会階層とも連帯できずにスピンアウトしてゆく。1968年に作られたこの歌はそれを暗示しているかのようだ。一方、中島みゆきの「世情(1978)」は、この10年後の70年代世界がうたわれたものひとつ前の安保世代情熱新左翼へと変遷、空回りしてゆくさまを見せつけられたシラケ世代からみると、左翼残党はあたか守旧派とさして変わらない頑固さでイデオロギー打破を訴えている、という皮肉な構図になる。


今回の場合でも、産みたくても産めない人が可哀そうだなどと感情的正義で持論を補強すると、そうした表現タブー視が蔓延し、出産自己実現見出している人まで遠慮しなければならない、という空気をつくるかもしれないし、他方で、女性の傷つきやすさを過度に強調することで、女性が弱い存在であるという潜在的差別意識助長されるおそれだってある、みたいな妙な副作用が現れる。


かつて、なだいなだが、ケシカラニズムといって、理性的正義感情的正義区別し、自分のことでもないくせに感情的共感によって主語がでかくなるのが感情的正義の特徴だとした。そのことで人々がプロパガンダに流されやすくなる、という趣旨のことをどこかで書いていたのをひさしぶりに思い出した。

たまにはケシカラニズムに陥っていないか自己点検でもするか。フェミニストさんも自分偏見を認めたほうがいい思うんだよね。

制度的に不幸になっている者は救済する、しかし、偏見ある社会のなかで生きている者の幸せ自己実現否定しない、という具合のバランスがちょうどいい。

男性社会にあって嫁として母として子供を育ててきた誇りある人生否定するのがフェミではないと思うし。

そういう意味じゃ、左翼保守主義のマインドも頭の片隅に入れておく必要があるし、保守派も制度的な公正について左翼の主張に耳を傾ける必要がある、といったところか。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん