はてなキーワード: 神戸コロッケとは
昨日、優秀な我が弟(ドイツ在住)が帰郷してきて食卓を挟む事になった高卒の愚兄である私。
その日、神戸コロッケで買ったカニクリームコロッケが食卓に並んだ。私の好物だ。
我が愛すべき弟はカニクリにはウスターがよろしいという事をヨーロッパ留学中に現地で聞いたそうで、
かぶれにもウスターソースで食べるらしい。
おいおいちょっと待って。
普通、日本人がカニクリームコロッケに付けるソースといえば、タルタルソースだと相場は決まってるではないか。
それなのに、愛すべき弟は現地がルーツ(フランスがルーツだったかも)なのだから、現地のマナーで食べるのが礼儀でしょうと譲らない。
私はタルタルこそがカニクリソースのルーツだと何かの雑誌で読んだ覚えがあったので、反論した。
だが、弟は断固たる姿勢を貫くばかりだ。
愚かな私はとにかく手が早いのか、いつも口より先に手が出る癖があった。
とりあえず昨日は互いに譲らず平行線のまま、ソースをどっちにするか空の上のまま、互いの主張するソースを互いに食べ比べる事に決着した。
弟はタルタルで食べた事があったので問題はないが、私はウスターソースでカニクリを食べた事がなかったので、
食べるのを一瞬躊躇したものの、食べてやろうじゃないかと考え直し食べた。
すると、どうだろうか。
ウスターの方が中のホワイトソースと程よく合わさって美味しく感じるではないか。
なるほど、我が愛すべき弟の言わんとする事はよく分かった。
スーパーで買うカキフライには必ずタルタルソースが付いている。
タルタルソースはフライ物の中でも確固たる地位を占めているじゃないか。
それなのに、何故ヨーロッパではウスター文化でそれが伝来した日本ではタルタルなんだろう。
うーん、分からない。
日本は英国のビーフシチューを醤油で代用した肉じゃがが伝来している。
たぶんカニクリもその辺りが理由になるんじゃないかと思う。