はてなキーワード: 抜刀道とは
「いずれ人が公道を運転するのが禁じられる時代が来る」と、アメリカのどこぞの社長が言っていた。
田舎に生まれ育ったくせに、車に全く興味が持てなかった私としては、素晴らしい未来像だと思う。
何がネックになっているかというと、雇用が少ないのと、公共交通が高くて不便なのと、
おかげで都市部からちょっと外れると、すぐ自家用車が必須になることだ。
地方創生と称して、雇用を都会から奪うのが正当化されるのなら、こっちも早くどうにかしてほしい。
反対意見があるのはわかる。安全性は何より重視されなければならない。
しかし、いい加減な扱いをしていたら人間の運転だって危ないと、今までの事故が証明している。
おそらく、技術的な課題は早期にクリアされるだろう。後は、責任をどう取るかの仕組みを作るだけだ。
運転の楽しさが奪われるというのもある。車のCMやキャッチコピーからもわかるように、
車を売る側は、運転は楽しいものだ、というイメージを植えつけることに腐心している。
実際、運転を楽しんでいる人もいる。
しかし、本当のところどうだろう。トータルで言えば、車庫入れや信号待ちや渋滞や、
他人のヘタクソな運転に、ストレスをためることの方が多いのではないか。
少なくとも私は、やらなくて済むならやりたくない。責任を負わなくていいならそれに越したことはない。
それに、運転が楽しいのならサーキットか何かでやればいい。なんなら逆に手動運転特区でも作ればいい。
この平成の時代にも、居合や抜刀道を嗜む方というのがおられるが、
車の運転というのも、要は彼らと同じような立ち位置になればいいと思う。
別に彼らの楽しみを否定しないし、バカにもしないから、身内だけで存分に楽しんでいただきたい。
そんなものより深刻なのが、バスやタクシーといったドライバーの雇用が奪われるという問題だ。
これは本当によく考えなければならない。
ただ、私の地元を見る限り、バスの便数なんか自動運転以前に、明らかに減り続けている。
人力に任せて、この先好転する見込みなんかないのだ。