はてなキーワード: 徳之島とは
発生地域は車両から飛行機まで消毒しなきゃならない陸の孤島になるんでしょ?
一日に100km離れた土地の家畜にうつるほど伝播力が強いウイルスなわけでしょ?
ヒトには感染しないから安心してくださいとか言われても、そもそもそれが問題じゃないんでしょ?
制圧の初動が成功するかどうかで国が傾きかねないことになると思うのだが。
総理:ここで申し上げる話ではありません( A )
ア:時期が来るまでお待ち頂きたい
イ:徳之島の皆さまをお騒がせして申し訳ない
ウ:官房長官に話をきかなければと思っております
首相、普天間問題に進退懸ける 5月末決着で
鳩山由紀夫首相は23日午前の参院本会議で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題に関し「首相としてすべての政策に職を賭す覚悟で臨んでいるのは当然のことで、その中には普天間移設先の問題も当然含まれている」と述べ、自身の掲げた5月末までの決着に進退を懸ける考えを表明した。
首相は21日の党首討論で「すべての政策実現のため職を賭して頑張る」と述べており、さらに踏み込んだ形だ。自ら退路を断ったことで、5月決着に失敗すれば進退問題に発展する可能性が強まってきた。
政府が検討している鹿児島県・徳之島への移設案について、首相は「反対集会に大変多くの方が集まったことは、まさに民意の表れの一つだと理解している」と述べる一方、「具体的な移設先について政府の考え方が最終的にまとまっている状況ではない」と明言を避けた。その上で、米国と地元自治体の同意を得て5月末までに解決を図る方針を重ねて示した。
atoh 増田, 軍事, 沖縄 「沖縄からだと数時間で到達できる。」北海道からでも数時間で行けると思うんだがなぁ。 2010/04/18
いやそれ無理だから。
そりゃ最新のジェット戦闘機なら可能かも知れんが、数百名単位の海兵隊員および付随装備を運ぶともなれば輸送ヘリかオスプレイ(ティルトローター機)くらいしか選択肢が無い。どちらも最高速度で飛び続けても丸一日はかかる。また北海道から沖縄に飛ぶとなると給油を少なくとも2回はしないとたどり着けない。そうなると給油のための中継地点の整備も求められる。
そもそも沖縄という絶好の場所に常駐可能なのに、わざわざ理由もなく不利な場所に移動する理由が無いし、鳩山が地元選挙区に負担を強いるような事を言い出すはずがない。
zu2 あと、徳之島も「本土」じゃないからな。日本国民の意識って。 / 「地理上どうしようもない」って。洗脳は奥深いな。 2010/04/18
――大統領の発言は差し控えたいということだったが、感触としてはいかがだったか。
「感触も申し上げられません。えへ。言葉を全部読まれますから。感触として当然5月末までにそれぞれの立場がありますから、その立場の中で、私どもが移設先をしっかり決めていくということに対しては、当然のことながら、大統領は大統領の立場で関心を持ってみていただけると思っております」
――5月までに決着という意味は、日米両政府で合意したいということか、日本政府案を提示するという意味なのか。
「決着というのは当然、アメリカ側と接触しないと決着ということになりません」
(秘書官「よろしいですか。あと1問でお願いします」)
――移設案について一部を県外に出したいとか、具体的な内容については説明したか。徳之島の件とか、(キャンプ・シュワブ)陸上案とか。
「具体的な地名を私から一切出しておりません」
――県外移設についてはおっしゃったか。
「私が申し上げたのは、沖縄の負担というものを軽減するということ。それがある意味で日米同盟というものを持続的に撤回(ママ)させていく、発展させていくためにも必要なことだということは申し上げました」
(秘書官「ありがとうございました」)
何だそりゃ!?
元ネタはこのあたりだろう。
http://www.mod.go.jp/j/approach/agenda/meeting/seisakukaigi/pdf/06/1-3.pdf
移設先に関する鳩山首相の発言
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/local/futenma/wiki_header/?hn=12
日米首脳らのやりとり
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/local/futenma/wiki_header/?hn=13
当然ながら元増田は要約されたものだから、正しいかどうかはソースを精読して各自で判断すればいい。
ちなみに俺の判断は「少なくとも嘘は書いてない」だ。
あのラムズフェルド国防長官(当時)だって沖縄を訪問した事があるんだよね。普天間返還を発表した橋本龍太郎も生涯で10回以上訪問していた。
そうやってまとめ上げた合意を思いつきでぶち壊した鳩山は未だに沖縄にも徳之島にも行く気はなさげ。責任を取る気もなさげ、というか、責任を取る必要性すら理解してなさげ。
1995/09 県民「もう我慢ならん、普天間飛行場どっかいけ」
1996/12 米国「いいけど、東海岸沖に代わりの施設作って」
1998/02 市長「いいよ」(建設賛成派の岸本氏が名護市長に当選)
1998/11 知事「いいよ」(軍民共用空港案を公約とした稲嶺氏が当選)
1999/12 市長「うん」
(以降、具体的な建設計画が進む)
2004/04 環境アセス開始
2005/10 日米「基地は、シュワブ沿岸部L字型案でいこう」
2006/01 新市長「L字型案はムリ、もっと沖合行け。恐いわ」(名護市長に島袋氏が当選)
2006/04 政府「周辺地域飛ばないV字滑走路ならいい? >沖縄、米」
2006/04 市長「まぁ…」
2006/05 米国「いいよ」
2006/11 新知事「まぁ…」(普天間については基本的に前知事と同じスタンスの仲井眞氏が当選)
2008/09 知事「ベストではないけど、移設受け入れる(公式発表)」
■■■■■↑↑↑ここまで自民政権 【政権交代】 ここから民主政権↓↓↓■■■■■
2009/11 オバマ「現行案以外選択しないよ。早くして」
2009/11 市長「代替案があるんなら歓迎だけど、ないんなら辺野古でもいいよ(公式発表)」
2009/12 鳩山「辺野古はダメと言ってるだけでは普天間に固定されてしまう、先延ばしはしない」
2010/01 新市長「辺野古はダメ。絶対県外」(民主推薦の稲嶺進氏が名護市長に当選)
2010/01 米国「現行案が最善」
2010/02 沖議会「県内移設反対、国外・県外移設を(全会一致)」
2010/03 鳩山「県外あきらめてない。3月中にまとめる。それは約束する」
2010/03 鳩山「3月中にまとめなきゃいけないと法的に決まっているわけではない」
2010/03 鳩山「現行案と同等かそれ以上の腹案がある。5月までに決着つける」
2010/04 岡田「腹案?聞いてない。シュワブと徳之島の分散案伝えた。ボールは米にある」
2010/04 鹿児島「なにそれ聞いてない。反対」
こういう事ね。
1995/09 | 県民「もう我慢ならん、普天間飛行場どっかいけ」 |
1996/12 | 米国「いいけど、東海岸沖に代わりの施設作って」 |
1998/02 | 市長「いいよ」(建設賛成派の岸本氏が名護市長に当選) |
1998/11 | 知事「いいよ」(軍民共用空港案を公約とした稲嶺氏が当選) |
1999/11 | 知事「辺野古でいい?」 |
1999/12 | 市長「うん」 |
(以降、具体的な建設計画が進む) | |
2004/04 | 環境アセス開始 |
2005/10 | 日米「基地は、シュワブ沿岸部L字型案でいこう」 |
2006/01 | 新市長「L字型案はムリ、もっと沖合行け。恐いわ」(名護市長に島袋氏が当選) |
2006/04 | 政府「周辺地域飛ばないV字滑走路ならいい? >沖縄、米」 |
2006/04 | 市長「まぁ…」 |
2006/05 | 米国「いいよ」 |
2006/11 | 新知事「まぁ…」(普天間については基本的に前知事と同じスタンスの仲井眞氏が当選) |
(以降環境アセス&建設計画の進行) | |
2008/09 | 知事「ベストではないけど、移設受け入れる(公式発表)」 |
■■■■■↑↑↑ここまで自民政権 【政権交代】 ここから民主政権↓↓↓■■■■■ | |
2009/08 | 鳩山「基本的には県外、できれば国外」 |
2009/11 | オバマ「現行案以外選択しないよ。早くして」 |
2009/11 | 鳩山「トラスト ミー」 |
2009/11 | 市長「代替案があるんなら歓迎だけど、ないんなら辺野古でもいいよ(公式発表)」 |
2009/12 | 鳩山「辺野古はダメと言ってるだけでは普天間に固定されてしまう、先延ばしはしない」 |
2010/01 | 新市長「辺野古はダメ。絶対県外」(民主推薦の稲嶺進氏が名護市長に当選) |
2010/01 | 米国「現行案が最善」 ~~~~~~~~~~ |
2010/02 | 沖議会「県内移設反対、国外・県外移設を(全会一致)」 |
2010/03 | 鳩山「県外あきらめてない。3月中にまとめる。それは約束する」 |
2010/03 | 鳩山「3月中にまとめなきゃいけないと法的に決まっているわけではない」 |
2010/03 | 岡田「ゼロベースで検討中」 |
2010/03 | 鳩山「現行案と同等かそれ以上の腹案がある。5月までに決着つける」 |
2010/04 | 岡田「腹案?聞いてない。シュワブと徳之島の分散案伝えた。ボールは米にある」 |
2010/04 | 鹿児島「なにそれ聞いてない。反対」 |
2010/04 | 米国「ボールはおまえらだろ」 |
乾いた笑いしか出てこないな。
普天間「八方ふさがり」…首相責任論、不可避に
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100411-OYT1T00254.htm
基地移設
沖縄の米軍普天間飛行場移設問題は10日、日米間の実務者協議の開催が見送られるとともに、政府案で移設先となった沖縄、鹿児島両県で反発が広がり、暗礁に乗り上げた。
鳩山首相が米国と地元自治体、与党の同意を得て決着させる、と公約した「5月末」まで1か月余りで政府は「八方ふさがり」に陥った。厳しい首相責任論が強まるのは避けられない情勢だ。
岡田外相は先月末、ルース駐日米大使らとの会談で、沖縄県名護市にまたがる米軍キャンプ・シュワブ陸上部や鹿児島県の徳之島などを柱とする移設案を米側に説明し、日本側は「ボールは米国に投げた」と楽観視していた。
だが、米側は不信感を募らせた。安定的な基地運営に不可欠な地元合意がないばかりか、示された資料は「素人同然の内容」(日米外交筋)。専門知識を持つ外務、防衛両省が深く関与していないためのようだ。
首相は12日(日本時間13日)にワシントンで開かれる「核安全サミット」の夕食会でオバマ米大統領の隣に座り、普天間移設について働きかけたい意向だが、「話題は、米側の関心の高いイラン核開発問題などが中心になる」(日米外交筋)との見方が強い。
地元対策では、平野官房長官が8日、徳之島が含まれる衆院鹿児島2区選出の徳田毅衆院議員(自民党)に電話し、「何か知恵を貸してくれ」と要請したが、徳田氏は「徳之島は絶対に駄目だ」とにべもなかった。
普天間問題の行方は、鳩山政権の命運を左右しかねない事態となってきた。読売新聞社が先に実施した全国世論調査では、5月末までに決着しない場合、「首相は退陣すべきだ」と答えた人は49%に達した。
連立離脱をちらつかせながら沖縄県外・国外移設に固執する社民党との調整も大きな波乱要因だ。最終的に、与党党首クラスでつくる基本政策閣僚委員会に諮る必要があるためだ。社民党の福島党首は10日、宮崎市内で記者団に、徳之島について「地元の反対が強いので難しい」と語るとともに、「(米領)グアム、テニアンで今、頑張っている」と述べ、あくまでも国外移設を目指すと強調した。
http://anond.hatelabo.jp/20100410064212
個人的メモへの補足
朝鮮戦争の前半、アメリカは数に任せて押し寄せる膨大な中国軍に完全に敗北(その後、38度線まで押し戻すことに何とか成功)したトラウマから、全面的な対決は絶対に行わない。中国もそれは承知の上で、台湾が明確に中国から独立の意思を示していない今、あえて軍事占領するのは国際経済上の不利益が大きいと判断している。
アメリカの台湾戦略は、あくまでも牽制のレベルにとどまる。中国が本気で台湾を占領すべく軍事侵攻した場合、アメリカは台湾を見捨てる。せいぜい台湾内の対中抵抗勢力に援助を行う程度にとどまる。
そんな中国にとって、台湾周辺の米軍基地は、目障りではあってもそれによって困ることはない。中国にとって最も困るのは、台湾の軍事力の強化。そのためアメリカは、台湾への武器売却によって中国を牽制している。
中国の核ミサイルは、日本全土を攻撃できる。沖縄・日本ではその攻撃への対処が困難であり、そのためグアムへの移転が決まった。自民党政権下の日本がどうしてもというので日本にも一部を残すというのが今の状態。核ミサイル攻撃の被害を最小限にするために、現在は極力兵力を分散させたいと考えている。日本の「残ってくれ」という要請は、むしろアメリカの作戦の足を引っ張っている。
なお、グアムには8000人もの人口増大を受け入れる能力は、実は無い。インフラ面、特に水不足が深刻になる。一方、米軍施設が遊休化している隣のテニアンは移転を歓迎している。
いちいち説明するまでもないと思うけど、
なんて状況が今まさに発生している。特に最後のは、北朝鮮の攻撃による可能性が高い。その場合、北朝鮮政権が軍部の一部のコントロールを失っている可能性がある。報復攻撃をすると全面的な戦争に発展するし、かといって何もしないわけにもいかない状況。身動きが取れないので韓国政府は原因究明の名目で時間を稼いでいる。
自民党政権は普天間基地を県外へ移転するという検討を一切行わず、アメリカに対して「全ての案を検討し、辺野古が最善」と説明してきた。
アメリカにとっては、「日本が最善というからそこに決めた。何でその話が変わるの?」という状態。
アメリカが「現行案(辺野古案)が最善と信じている」と言い続けているのは、日本政府(官僚)の顔を立てているため。現政権が、「あれは自民党政権の嘘です。」ときちんと謝罪すればよいだけの話。
日米安保条約では、日本が主張すれば条約の内容も、地位協定も変えることができる。
アメリカは日本が民主党政権に変わったことでこの変更を持ち出すのではないかと恐れたが、鳩山は何も言わなかった。これでアメリカは強気に出れると判断、徹底的に日本側からの提案を拒絶し、困らせる方針を採用した。鳩山は困らせればご機嫌取りに走る。そうすればアメリカは基地以外の要求をいろいろ突きつけることができ、日本の政治をコントロールできる。そして東アジアでの外交がやりやすくなる。
アメリカが実務者協議すら門前払いしているのは、彼らが「アメリカが要望だから」と責任転嫁してくるのを見越しているから。民主党を仕切っているのは元は自民党の政治家。やり方は同じと見透かされている。その責任転嫁と強引な基地負担の押し付けの結果、辺野古の移設が住民の反対に遭い、暗礁に乗り上げている。
アメリカは同じ失敗を彼らは繰り返さない。門前払いは、日本の問題は日本でちゃんと責任を持て、というメッセージ。
実際に、アメリカが佐賀を「ベスト・ポジション」と評価している。とはいえ、これも10年以上前の話。
また、日本国内、どこに行っても北朝鮮の核ミサイルの射程内だが、佐賀の場合、北朝鮮との間に韓国があり、北朝鮮にとってミサイルによる奇襲攻撃がやりにくい。発射後、韓国上空を飛ぶことから、韓国の基地から迎撃しやすい。
筆頭が大阪府。とはいえ、作りすぎで赤字が増大している地方空港はおおむね、移転先の対象。滑走路長1500m以上あると更に有望。基地の受け入れは、赤字をあっさりと解消してくれる。
実弾射撃演習などは、既に静岡などが受け入れている実績がある。普天間だけ県外の自治体が受け入れない、という事態はありえない。
奄美諸島には沖縄以上に過酷な搾取の歴史がある。琉球政府の支配下にあって、島津侵攻時に、琉球政府は奄美を見捨てた。太平洋戦争で日本を沖縄が切り捨てたように。そして沖縄と同等以上の過酷な生活を強いられた。
更に言うと、基地の地代という不労所得によって潤う集団がいる沖縄と異なり、奄美諸島の住民は自らの力で生きてきた。その自信と力がある。そこに米軍基地を押し付けようとしても失敗する。日本政府が海兵隊の駐留が必要と考えているのなら、本州・四国・九州から選択しなければならない。
沖縄復帰後、日本政府はあらゆる手段を駆使して一貫して米軍基地を沖縄に押し付けてきた。
一例を挙げる。
現在は基地の土地貸借契約の更新を地主が拒否できない法制度になっているが、それ以前は、拒否することができた。日本政府は更新に協力した地主に対して莫大な借地料を毎年支払う一方、反戦地主に対しては、土地代を次の更新までの一括支払いとすることで、「一括支払いによる利息分の差し引き」と、「一括支払いで得た所得に対する高額な所得税の賦課」という法の下の平等に違反する方法で嫌がらせを行っていた。これは嫌がらせの氷山の一角。
そして辺野古への移設の経緯。
名護市への普天間基地移設に関しては、公共事業と基地の受入れをリンクさせ、受け入れに同意しなければ名護市への国の直轄する公共事業を無くすと脅迫した。
沖縄本島北部は山と基地が多く、計画的な町の発展が困難な環境にあり、公共事業への依存度も高い。
この恐喝に屈し、当時の名護市長岸本は基地の受入れを表明し辞職、その後、受け入れ派の島袋が市長になった。
島袋は反対派と対立する姿勢を示しながら国からの公共事業の獲得を目指したが、当時の小泉政権はむしろ反対派の弾圧に血道を上げた。環境アセスを強行するために自衛艦をアセス海域に派遣し、反対派の排除を図ったのはその象徴。
自衛隊の銃口を住民に向けたことで、住民虐殺を行った旧日本軍と現自衛隊が同じであることを自ら証明してしまった。
また、小泉政権は受け入れ派を利する政策を怠ったため、「受け入れ表明から13年たっても経済は上向いていない。」と受け入れ派を失望させた。前回の名護市長選挙の結果、受け入れに反対する稲嶺が当選する結果を招いた理由の一つはこれ。
現在もなお受け入れの姿勢を崩していないのは今年任期が切れ、知事選に落選する(あるいは出馬すらできない)予定の仲井真県知事のみ。
先日、政府とアメリカとの密約の中に、米兵の逮捕権の放棄があることが明らかになった。当時の自民党政権と政府官僚は、日本国民が米兵に轢き殺されようがレイプされようが構いません、とアメリカに約束したわけ。
地位協定の改正は日本のどこに米軍基地があろうと重要な問題。アメリカは地位協定の改正の条件として、日本の警察の取調べの全面可視化を求めている。実際には弁護士の同席も要求しているが、落としどころは全面可視化。
犯罪捜査における取調べの全面可視化を行い、地位協定の改正を提案すれば、それを拒否する理由はアメリカにはない。これを行うのは現政権の責任。
数年前から台湾海峡及び北朝鮮の軍事情勢は変化しており、現在は、アメリカの軍事専門家も普天間基地を重要とは考えていない。
必要と主張しているのは日本の政治家であり、アメリカはそれに配慮しているだけ。
北朝鮮の軍事力は経済の疲弊と共に弱体化する一方だし、中国は逆に強くなりすぎ、アメリカが本気で戦争をできる相手ではなくなった。
中国とアメリカが仲良くなる、ということを信じられない人は多いかもしれないが、アメリカは利益のためなら独裁制国家とも仲良くする。そもそもイラクのフセイン独裁政権を長く支持してきたのは、イランを弱体化させたいと考えたアメリカ。(フセインはアメリカと仲が良いことに調子こいてクウェートに侵攻した。)
沖縄の地元紙以外では完全に無視されているが、沖縄県内の住民の反発は政府やアメリカの想像をはるかに超える。というか、日本政府やアメリカが甘く見すぎ。
固定化・県内移設を選んだとき、米軍の(少なくとも施設)は破壊の脅威に晒される。
沖縄の徹底した反戦教育のおかげで、人を標的にした破壊活動は、おそらく無い。無いと信じたい。
神奈川などでは米軍基地に対して手製の迫撃砲や、基地を狙う方向に向けられた砲身が発見されることがある。ところが沖縄ではそういう事件が滅多に起きなかった。
しかし、一度だけ、総領事のケビン・メアが、喫茶店でコーヒーをぶっ掛けられる事件があった。これはケビン・メアが石垣に米艦船で乗り付けた際、寄航反対の看板を勝手に持ち去り、廃棄して「ゴミを捨てだだけだ」と言い放ったことがきっかけ。コーヒーをかけたのは本土出身者だったとのことだが、彼とて沖縄の住民であることには変わりはない。
石垣に米艦船の寄航を誘致したり、与那国に陸上自衛隊を誘致しようという一派が活発に活動しているように、沖縄の意識も変わりつつある。相手が物であれば、コザ暴動のような事件がいつ起きても不思議はない。
嘉手納・普天間基地は、フェンス1,2枚で仕切られているだけで、緩衝域がほとんど無く、脆弱。その上、基地の外に居住し、家族がいる米兵も多い。車はYナンバーですぐに見分けが付く。敵意に囲まれたときに、これほど弱い基地は他にない。
しかもここ数ヶ月間、米兵の犯罪は頻発、傍若無人な訓練も多い。民主党の裏切りと共に、反米軍感情は増大する一方。
現状、極東で有事が発生したとき、嘉手納・普天間を拠点に軍事行動が十分取れるかどうか怪しい。具体例を書くと犯罪教唆になりかねないので控えるが、かなり簡単に運用が困難になる状況に陥る。ここに米軍基地を維持するのは、もはや不可能だと考えた方がいい。
asin:447800319X
asin:4569774555
http://www.city.nago.okinawa.jp/DAT/LIB/WEB/1/20090408keii.pdf]
今後どんな感じになるの?
県外(国外)移設は鳩山がずーっと昔から主張し続けていた持論だったわけで、今日の今日まで主張だけで具体案の一つも考えて来なかった事になる。
あと、流れ的に
という状態なので、今後アメリカは日本と協議する際は「またすぐにひっくり返されるかもしれない」と常に疑ってかかる事になる。それが何を意味するのかは考えるまでもない。実際、アメリカ政府は鳩山を全く信用も信頼もしてない。近々開催される核安全サミットでもアメリカは日米首脳会談する気は無さげ。「トラストミー」の件が相当腹に据えかねてると思う。あれで自分とこの大統領をコケにされてるわけだから。
個人的メモ。
なんか異常にブクマ付きまくってるけど、あくまでも俺個人の脳内で解釈されている「普天間基地移設問題」なので、その辺を踏まえた上で再利用してくださいな。
中国は日本にとってもアメリカにとっても仮想敵国であり、沖縄はその最前線に位置している。そしてその仮想敵国は軍事独裁国家で、しかも軍拡真っ最中。空母を建造中で、艦載機の大量調達も計画進行中。特に台湾有事の際には即応できる位置に戦力を張り付かせておかなければならない。グアムからだと最短でも数日かかるが、沖縄からだと数時間で到達できる。
よって、他県(鹿児島以北)に分散させるといった提案はアメリカは聞く耳を持たない。グアム全面移転なんてのはアメリカに台湾を見捨てろと言うも同然で論外。
大臣を含む政府関係者が何度か渡米しているが、従来案以外の提案は全て門前払いを食らわされている。残り2ヶ月弱。
アメリカの予算成立スケジュールの都合上、それまでに日米間で合意に達しないと普天間使用継続がほぼ自動的に決定してしまう(アメリカ側に変更する気は今のところ無い)。そうなれば今後10~20年は普天間に基地は存続し続ける事になる。そもそも普天間移設は米軍機の住宅地への墜落事故などに端を発しており、本来の目的は普天間近隣の危険性を除去することだった。仮に従来案を粛々と進めていれば2014年には普天間は返還されていたはずなので、このままリミットを過ぎたら「従来案を進めていた方がよっぽどマシだった」という結末になる。
日本政府に「アメリカが断ったから」という言い訳の余地を与えないための予防線と思われる。実際、アメリカは現時点で実務者協議にも応じていない。
「○○にしようかな」と観測気球→地元自治体が猛反発のコンボを延々と繰り返してる。
移設先の自治体との折衝や移設工事その他諸々を逆算すると、スケジュール的には既にケツに火がついてる状態。鳩山が当初「年内(2009年末まで)」と言っていたのはそれが理由。国際協定の遵守義務は憲法にも明記されている(98条2項)ので、履行不可能となれば責任問題は不可避。履行可能な案を反故にした上でとなればなおさら。
しかし鳩山が「最低でも県外」を連呼してしまったため、今更従来案へは戻すに戻せない状態に陥っている。受け入れを表明していた辺野古も現政権に対する不信感MAX状態。
自民党政権時代にも検討はされたが速攻でアメリカは拒んでいる。最大の要因は狭すぎる点。拡張工事するにも環境アセスメントやらで2014年までに間に合わない。
それが事実なら三月末時点ですんなり決まっていたはずなんだけどね。
しかし今はそれが基地問題の最大の障害となってしまっている。もしかしたら民主党内でも基地容認派の当選を見越していたのかも知れない(そうなれば従来案の履行の言い訳が立つ)。
「徳之島案」というのはぶっちゃけ、辺野古の海兵隊を運ぶヘリを200km離れた所に置け、という事だから。有事はもちろん、訓練の時も往復400km飛ばなきゃならなくなる。米軍は80km以内を条件に提示しているが、普天間からその半径内に基地が作れるような県外の島は無い。
また前述の通りアメリカは地元の合意を取り付ける事を協議入りの条件に提示しているが、徳之島はこないだの町議選で基地容認派候補が全滅した。
米、長期戦の構え=「普天間」見直し拒否、継続使用伝達へ
【ワシントン時事】沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題をめぐり、米政府が長期戦の構えに入った。キャンプ・シュワブ沿岸部に移設する現行計画見直しは拒否し、決着まで同飛行場を継続使用せざるを得ないとの考えを伝達。こう着状態に入れば、日本側の情勢を見極めつつ協議再開のタイミングを探る方針だ。
米政府は普天間代替施設に関し、(1)有事の作戦や平時の訓練に十分対応できるか(2)周辺住民との関係で基地の安定使用が可能か(3)実際に施設を建設できるか-の3条件を重視、既に日本側へ内々に伝えた。シュワブ陸上案やホワイトビーチ沖合埋め立て案は現行案より住宅地に接近したり、住民の反対も強かったりなどで、安定使用と実現可能性の面で問題があると判断している。
米側は過去の政府間協議で、シュワブ内の演習場を一部つぶす陸上案について「訓練場所が減るだけでなく離着陸中の航空機の近くで砲撃演習を行うのは危険」として却下した経緯がある。鹿児島県徳之島など県外案は、沖縄に残る地上部隊と航空部隊の一体性を維持できず論外との姿勢。これらの代替案が正式に示されれば、改めて拒否の理由を説明する考えだ。
オバマ政権は発足に際し、在日米軍再編に関する従来方針は踏襲すると決定した。その線に沿い、昨秋に訪日したオバマ大統領は「基本は守るべきだ」と現行計画履行を要請。米議会に対しても、この立場で沖縄海兵隊グアム移転費の承認を求めており、安易に妥協できないのが実情だ。
問題をこじらせた日本側への根深い不信感もある。計画を見直したところで移設が実現するか疑問視しているため、鳩山政権の行方や今秋の沖縄県知事選に向けた情勢などを注視する必要があるとの見方を強めている。
鳩山由紀夫首相が公約した「5月決着」について、米側には早い段階から悲観論があった。米政府関係者は、昨年末の時点で移設問題解決に先立ち同盟深化協議に踏み切ったのは、「再度の問題先送りを想定し、今年11月の大統領再訪日に傷を付けない危険回避策」と説明する。(2010/03/23-19:40)
鳩「え、じゃあ11月まで先延ばし出来るじゃん!」
ttp://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid799.html
■米・キャンベル国務次官補、訪日中止について「普天間問題は関係ない」(FNN3/16)
■米・キャンベル国務次官補、日米外相会談が3月末に行われることを明らかに(FNN3/17)
(日本の事情とは関係ないと言うキャンベル次官補だが、じゃあ理由は?)
いや、間違いなく普天間です。まず、今回キャンセルしたが、今月末にカナダで外相会談がありますからって、これ全然説明になってない。カナダでG8があるから、日米外相会談あるに決まってる。キャンベルさんは外相じゃなく国務次官補だから、これ全然話が違うこと言ってるというのは、キャンベルさんは親日家で日本の事情もよく分かってるから、これで気がついてねって意味なんですよ。
実はキャンベルさんはオバマ政権の中で数少ない親日派、ほんとに日本好きな人なんですが、クビが危ない。もういつ解任されてもおかしくない。普天間問題でお前何やってんだとすごく追及されてて、今回もこれ予定通り訪日して、結局またキャンプ・シュワブ陸上案に加えて、ホワイト・ビーチだ、徳之島だと、またぐちゃぐちゃの話聞かされると、アメリカに帰ってから、お前、子供の使いかと、下手するとそこでクビ切られるから、これはもうキャンセルせざるをえなかったっていうのが事実。
従って、鳩山総理が「キャンベルさんのことは私どもの範疇じゃない」って、何て無責任なことを言うのか。あなたの責任のひとつですよ、それはもちろん。そして、そういう言い方は、キャンベルさんのような親日派をがっかりさせるわけですよ。鳩山さんと日本国はまた違うんだけど、交渉するのは鳩山政権だけど、もうほんとにオバマ政権の中で親日を名乗る人はいなくなってしまう。単なるキャンセルの問題じゃない。