はてなキーワード: 八木谷涼子とは
はあちゅう氏の炎上問題を見ていて、本筋とは関係ないところで気になっている用例がある。
http://hagex.hatenadiary.jp/entry/2017/12/20/123000
今回の告発で「お前も童貞セクハラをしていただろう」という指摘が大量にやってきたので、彼女はツイッターで弁明。
だが、この発言こそ「まさにセクハラそのもの」であり、「はあちゅうのことはキライだけど今回の件は応援する」といった層はもちろん、はあちゅうに関して最初から応援してきた人たちも焼き払う。
http://billword.hatenablog.com/entry/2017/12/20/220136
ただ、ここで不思議なのが「売れ残り」という言葉に激高するはあちゅうが何故平気で童貞を侮辱するのか、という点である。
「結婚していない」という事実を茶化されるのが堪らなく不愉快なのと同様に、「性交経験が無い」ただそれだけの事実を茶化されるのも屈辱的である。
私はクリスチャンではないが、八木谷涼子著『なんでもわかるキリスト教大事典』(朝日新聞出版)を手にしたのをきっかけにキリスト教用語として「童貞」があることを知った。正教でイエスの母であるマリア(正教では「マリヤ」と表記)のことである。virginを日本語訳したものであるが、日本語では男女において「童貞」「処女」と用例が分かれている。なぜそうなったかまでについては調べ切れていない。
『なんでもわかるキリスト教大事典』主要索引&英和対照表 増補版
http://yagitani.na.coocan.jp/kurihon/kurihon13.htm
virgin Mary 【正】童貞女〔どうていじょ〕マリヤ 【RC】(現) おとめマリア; (旧) 童貞〔どうてい〕(聖)マリア 【プ】おとめ〔処女〕マリヤ 【福】処女〔しょじょ〕マリヤ
また、日本正教会のサイトでも「生神女(しょうじんじょ)マリヤ」の説明ページを設けている。
中国と日本で同じ漢字でも意味が全く異なるように、その国において指し示す概念は異なっているのが当たり前であるとはいえ、「童貞セクハラ」「童貞dis」「童貞いじり」などは、そもそも正教会の信徒にとっては許しがたい言葉なのではないか?と勝手に推測している。クリスマスがその本来の意味を失い商業主義の象徴となったように、正教会の信徒の皆さんは「童貞」という言葉への甚だしい無礼をあきらめているのだろうか。