2024-08-10

「Papers, Please」を褒めるけど「奇天烈相談ダイヤル」を褒めない人大好き

なんだろうな・・・世界観の作り込みやゲームとしての面白さという部分において、本当に可愛そうになるぐらいレベルが違うんですよねこの両者。

素人が作ったフリーゲームをわざわざ下げるのもどうかとは思うんですけど、それに影響されてか「「Papers, Please」を褒めたら「奇天烈相談ダイヤル」を褒めなきゃいけないみたいな圧が薄っすら世界蔓延してるじゃないですか。

それに負けないで、「Papers, Please」だけを褒める人のことが私凄い好きなんですよ。

奇天烈相談ダイヤル」が独自世界観を作り出すために工夫したのは分かるんですけど、やっぱり元のゲームと比べると明らかに作りが悪いんですよね。

「Papers, Please」の良さって理不尽ミス理不尽さそのもの世界観に組み込まれている所にあると思っていまして、あのゲームはアレやコレやとルール押し付けてくる上に、それが意味不明に変化するし全然納得できないしでイライラする所に、官僚主義共産主義独裁政権といったものへの批判が込められていてイライラのものがある種の快感になるように作られている。

一方で「奇天烈相談ダイヤル」のイライラって完全一検索しか出来ない所だったり、形式的コミュニケーション必須とする所だったり、早解きすることを批判するような作りだったりの、ただただ事務的で鬱陶しくてそれでいてそこに何かの皮肉世界観が込めらているでもない「面倒くさいだけの作業強制される不快さ」だけしか残らなくなってる所が本当にアカンなと。

元となったゲームをただの間違い探しぐらいにしか見えてなくて、その奥にある「一挙手一投足から滲み出る世界観」を感じ取れない人が上辺だけを面白がって真似たんだろうなという失望絶望があるじゃないですか。

そういったことをいちいち批判しろとは言わないんですけど、そういった難点を抱えてるゲーム同調圧力に負けて褒めてしまうことが、結果として「Papers, Please」の地位をそれと同じレベルにまで貶めてしまうのは回避して欲しいんですよね。

知ってか知らずかそれが出来ている人を見ると、すごく好印象なんですよ。

まあ個人的価値観に基づいたどうでもいい個人的行為に過ぎないんですけど、

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