2024-07-09

SBI FXトレード 24時間超 大規模障害考察

7/8(月) 7:00からSBIFXトレード障害が発生し、今もなお続いている。

復旧のお知らせ【7/8(月) 取引ツールにアクセスしづらい事象について(第7報)】 | SBI FXトレード

7/9(火) 7:00現在も、復旧の目処が立っていない。

材料は外から見てわかる情報だけだが、自分なりに考察してみたい。

重くなっていた原因

7/6(土)のシステムメンテナンスシステム更新したことに起因しているようだが、7/6(土)のシステムメンテナンスでどんな更新が行われたのか気になったので過去のお知らせをみたところ、6/21(金)のお知らせで以下のようなお知らせが掲載されている。

【重要なお知らせ】外国為替証拠金取引の契約締結前交付書面の変更について(2024/7/9 15:30更新) | SBI FXトレード

外国為替証拠金取引の契約締結前交付書面新旧対照表を見ると、どんな変更を行おうとしていたのか読めてくる。

今まで前営業日取引終了時の仲値レート(日別固定値)で判定していた証拠金判定をリアルタイムに円換算した金額計算するようにしたのだろう。

顧客一人分の判定であれば一瞬ではあるが、全顧客分の証拠金判定となると相当量の計算となる。

  顧客数 x 各顧客が保持している全通貨 x ポジション(askbit)

毎秒なのか、毎分なのか、どこまでリアルタイム計算するようにしたのかまではわからないが、パフォーマンス悪化しすぎて、重くなりすぎたのではないかと思われる。

切り戻しに時間がかかっている件

データを保管しているDBテーブルスキーマ(構造)なども新仕様に合わせて更新されている。

当然ながら考慮されていない古いバージョンでは参照できないかスキーマの違いによりシステムが正常に動作しない、エラーが発生するといったことが起きる。

7/6(土)メンテ以降の新バージョンDBテーブルを、古いバージョンでも動くようにコンバートするといった対応必要となってくる。

コンバートが単純変換でよい場合もあれば、何かを考慮して変換をかけなければいけない場合もあるので、状況によっては人間判断必要な時もあるし、そのような会話、判断が内部的に行われているのかもしれない。

システム屋さんが外からみて勝手想像しているだけなので、この通りかどうかはわからないが、早期復旧できるよう頑張ってほしい。

追記

7/9(火) 14:55 に復旧したようですね。

中の人お疲れ様でした。

6月2日メキシコ選挙与党大勝し大暴落していたメキシコペソの値も戻ってきて気分も良いのでトラブルのことは忘れます

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