ひまそらあかね氏は異様なまでにフェアと言ってる人がいたが、他の増田にも書いてあったみたいにネトゲでは有形無形のルールを遵守することが大事で、それができなければ運営から排除される。勝ち負けの舞台に上がることすら許されない。
ネトゲでは勝てないとみると、SNSや掲示板の場外戦で誹謗中傷したり、偽情報や挑発、嫌がらせを執拗にしかけて、こちらのルール違反を誘導してくるやつらが絡んでくる。トッププレイヤーだとひっきりなしにそういうのに対応していく必要がある。
ネトゲで仲間が増えるのはいいことのように思えるが敵陣営のスパイも混ざるし内紛も起きる。働きの悪い味方は役に立たないどころか敵のエサになってしまう。暇空茜氏が仲間を少数にとどめているのもネトゲ廃人らしさがあらわれている。実際に敵陣営の失着とも思えるミスで暇空氏陣営が注目され、得している場面もある。
手数の多さも、暇空茜の強さだ。ネトゲでもリアルでも戦いを仕掛けて行くにはリスクが伴う。そこに至るまでにかけた金、時間、周囲の評価が0どころかマイナスになることすらある。用心深くリスクを検討して戦いをしかけていくが、普通のプレイヤーなら80%勝てると思ってもしかけるのを躊躇する。失うものの大きさを考えると、ボタンを押す手がすくんでしまう。そして何もしないままに勝ち筋を逃す。
しかし、強いやつは60%くらいでもどんどんいくし、どうかすると30%でも行く。暇空茜氏は5分でも勝てる見込みがあれば勝負(裁判)するといっているが、常人ができることではない。裁判なんてどうしてもやらなきゃいけないことか、九分九厘勝てる勝負でないと誰もあえてしかけたりはしないだろう。それでも勝ち筋を見つけるためにしかけていくのは強いネトゲプレイヤーの特徴だ。
ただ、選挙ではどうかな。これまでの裁判は「裁判官わからせゲーム」ということで、勝ったり(負けたり)しているけども、選挙は「都民わからせゲーム」だし、暇空茜氏の苦手な「仲間増やしゲーム」でもある。暇空茜氏の嫌いな知ったかぶりする連中相手に「おやおや、よくごぞんじですねぇ」としたり顔で巻き込む度量も求められる。後半戦の戦い方がどう変わっていくのかを興味深く見守っている。