2024-06-16

anond:20240614213954

加納朋子『二百十番館にようこそ』(文春文庫)――主人公ネトゲ廃人ニート、他の主要キャラも軒並み弱者男性

津村記久子『つまらない住宅地のすべての家』(双葉文庫)――女児誘拐監禁を企むオタクが出ている。

佐藤多佳子『いつの空にも星が出ていた』(講談社文庫)――野球応援にかまけて家族に絶縁された男が出てくる。

女性作家の本を多く読むわけではない俺が最近一年間に読んだ中でもこれくらいはすぐ思いつく。

架空の「弱者男性なんて無視してる女性作家たち」を妄想して被害者意識肥大させて自己憐憫に浸るのはさぞ楽しいんだろうけど、自家中毒起こして現実世界暴走する前にやめとけよ。

まあ、こうやって具体名を挙げても、「親族遺産離島の家)をもらうなんて弱者男性じゃない!」「医師免許を持ってる奴は弱者男性じゃない!」「大学サークル所属していたような奴は弱者男性じゃない!」「犯罪を企むなんて大それたことをする奴は弱者男性じゃない!」「ご近所付き合いする程度にはコミュニケーション能力のある奴は弱者男性じゃない!」「孫と日本シリーズを観戦しに行く経済的余裕がある奴は弱者男性じゃない!」「主体的に行動する奴は弱者男性じゃない!」「将来幸せになりそうな奴は弱者男性じゃない!」てな具合にゴールポストがどんどん動きそうではあるが。

  • ゴールポストというかみんなやっぱり統一した定義なしで自由に「弱者男性」という言葉を使ってるだけだと思う

  • 文春が関わってる書籍は宗教上の理由で読めない

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