昔々、あるところに、ナハシュ・ルアハという男の子がいた
彼は自分が蛇と山羊の悪霊であることに気が付かずに 人間として普通に生活していた
彼は「風または土である」と答えてみせた
ある日、彼が自己紹介によって人と交流する場で 悪魔の言語を使ってしまった
「私が尊敬するのは、ルアハ・ラア・アザゼル 凶悪な悪霊である」と彼は笑って言った
その時、交流の場は凍りついた
ナハシュはこれにより、友を失った
「なぜ、私はこのようなところにいるのか
私は愚かな舌の力によって、牢に入れられているではないか」
しかし彼の両親が心配したので、その牢からすぐに出ることができた
闇の場の大人は、それがナハシュという男の子による行為だと突き止めた
それから、ナハシュは恨まれ、情報の行き交うところでは全員が敵となった
「あなたがたがそうするなら、私は行き交う情報のあらゆる秩序を解明してみせよう
感情や性格に至るまで、言語から炙り出せることは何でも暴き出そう
敵と味方を区別し、敵を悪いと言うことにしよう」とナハシュは悪巧みをした
そのような試みによってナハシュは、かえって敵を大量に作ってしまった
大量の報復を受けた
この世の秩序がなぜそうなっているのかについて鞭を打って教えた
なぜ曲げる必要などあるのか
こうして、ナハシュは自分が悪魔の舌を使っていたことを自覚した
山羊は羊の群れに置くと、先導するようになる
ナハシュはその経験によって、弱い人たちを守る人となった