2023-08-07

割り切れない、やりきれない話

趣味楽器を習っている先生から

「この楽器が嫌で嫌でたまらないのに、他に取り柄がないので、仕方なくこの楽器で食っているプロはいっぱいいる」

という話を聞いた。

これについては、自分も驚きではなく「ああやっぱりそうなのか」と納得する話だったり。

実際、自分の見聞きした話でも、名家の箱入り娘として育てられ、子供時代国内コンクール優勝+国際コンクール入賞歴あり、
更にその楽器では名門と言われる音大首席入学し在学中にプロデビューする程の実力があったのに、
「これは私のやりたい事じゃない」ということで、それまでのキャリアをかなぐり捨ててVTuberになり、
なんの恨みか酔狂か知らないが、「私は誰にも似ていない」と言わんばかりの、まさに形無しの酷い演奏意図的配信で垂れ流すという、
もはや破れかぶれというか、こじらせたようにしか見えないケースがあるわけで。

でもこういう輩って、自分先生のように、やりたい事のために頑張るしかなかったタイプからすると、正直張り倒したくなるんだよね。

自分先生必死に親に頼み込んでプロ目指す事を許され、でも準備期間の短さという不利な状況から、辛うじて一浪音大に滑り込むのが精一杯、
完全に劣等生からの出発となり、周囲からマウント嘲笑にもめげず頑張り、現在はどうにかプロの平均的実力を体得した人。

自分自分で、今で言うなら発達性協調運動障害聴覚情報処理障害に当てはまりそうなハンデを併せ持っており、おおよそ楽器には適性なしと言っていい。

実際経験年数ばっかり食って基礎も覚束ないレベルのまま放置していた所から再出発、最近ようやく音大入試レベルの曲を、楽しみながら学べるくらいになった。

というわけで、どうしたって頭に来るというか、癇に障るのは許して欲しい。

もちろん人の世は様々だし、何なら

「今やっと自分の好きなことができてとても楽しいのに、なんで文句言われなきゃならないの?」

という反論もあるだろう。まあ理不尽に感じても不思議はない。

から自分先生文句は言わず「じゃあ勝手にすれば」という感じでお茶を濁すだけ。

しかし、頭で理解は出来ても気持ち的にはとても納得できそうにない。

なんとも苦い話だ。

  • カメラ好きがプロカメラマンの「この機種はフィルム装填が苦手だから大嫌い!」ってのきいてモヤモヤするやつやー

  • 何が言いたいのかさっぱり分からなかった

    • 才能はそれを望む者に与えられるものではないというのはわかっているがやっぱ理不尽だし無駄に浪費してる奴はムカつく   ってChatGPTがまとめてくれた

  • その先生もVtuberになれば良いのでは?

  • これ系のやつって「原動力はこれが好きだという純粋な気持ちでいいんだよ」という非常に耳障りの良い言葉に起因するやつと思う。 それに更に耳障りの良い「むしろ好きじゃないと続...

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