ネットミームとしてよく目にする「理解のある彼くん」という言葉。
なぜか当たり前のように、自分と無関係の存在のように感じて消費していた。
だってまぁ、「理解のある彼くん」ってだいたい優男風のイケメンに描かれるし、
だから、アラフォーの妻と息子を持つおっさんの自分とは別世界の話だと思ってた。
でも今日、この記事(https://togetter.com/li/1912651)をたまたま見たら、
ちょっとしたことで塞ぎ込んで、仕事も休みがちになり、夜中に死にたいと言って泣き出す。
俺はうつ病だと思っているのだが、病気じゃないと言って認めようとしないし、病院には断固として行きたがらない。
そんな妻を時には夜中まで慰めてやり。特に不安定な日は自分も仕事を休んで一緒にいてあげたりもして。
安月給だけど、なんとか暮らしてはいけるから仕事も辞めていいと伝え。
妻からネガティブな発言が出ない日はない。一日もただ笑って過ごせる日がない。
何より辛いのは、「解決に向けて動こうとする」という、男性脳的なアプローチはすべて裏目に出ること。
自分が一生懸命状況をよくする方法を考えても、「気持ちをわかってくれない」と一蹴されて前に進めない。
胸の中に込み上げてくる「甘えてる」「弱い」と思ってしまう心をなんとか抑える。
どんなに優しくしても溝は深まる。
その度に子供の顔が浮かんで振り切れない。
別れたら、妻は本当に死んでしまうかもしれない。
最終的には「捨てないで」と泣きつかれて、問題は今日も先送りにされる。
ああ、そうだ、俺は「理解のある彼くん」なんだ。
そして、俺こそ「理解のある彼くん」なんてどこにも存在しないという証左でもあり、
それらは全部「理解してあげたい彼くん」であり、そして「本当は理解できないけど別れたくない、または別れられないから我慢している彼くん」でもある。
そんな「彼くん」たちに幸あれ。
こういう話聞いて思うけど、 もう実家の近くに引っ越すとか、 子育て支援施設にいけって言うんじゃなくて自分で言って支援頼んでくるとか メンタルを支えてもどーにもならん、物理...
いや、お前は「理解のあるパパ」だろ。 彼クンは別れたらいいが、パパはそうはいかんだろ。