春になったらおかしくなってしまったかのようなお客様が続々と来店。
ストーカー客の父親が久しぶりに来店。この人が来ると数日後にストーカー客本人が現れる。迷惑。
それと最近よく出没するらしいのだが、店の出入口にわざとラーメンの食べ残しを捨てて行く客も来店。AさんとDさんがそいつに腹を立てて、その客が店を出た直後に店の外へ出、その客の車の真正面とか店の出入口の所に立って、ラーメンの食べ残しを捨てられないようにガン見で見張るという荒業で対策している。
昨日も、Dさんがラーメンの食べ残しを捨てて行く客の車の真正面に仁王立ちして睨みをきかせていたので、ラーメン残し客は逃げるように去って行った。
戻って来たDさんに私が「ずっと何も言わずに立って見てたの?」と言ったら、Dさんは、
「やっぱり直接、捨てるなって言った方がいいですかね?」
と言った。
いや……喧嘩を仕掛けに行くんじゃなくて、「残ったスープ、お片付けしましょうか?」って声かければいいだけだよ……。大抵のコンビニには汁けのある残飯を捨てる場所はないから、捨てたい人は店員に声かけてとか、貼り紙してあったりするじゃん。
当店のゴミ箱、夕方に溢れそうになっていがちなのも、外にごみを捨てる人に言い訳を与えてしまうやつなので、ゴミ箱のチェックをマメにするという対策もあるんだが、DさんとAさんは相手が悪いと思ったら反撃という名の攻撃をするという選択肢以外、見失なってしまうっぽい。
相手をガン見するだけでも喧嘩売ってるのと同じだし、女子の場合気があるのかと勘違いされてストーカー被害に遭うということもあるから、そういうことはやらない方がいいんじゃないだろうか。
事務所の机に弁当が一個置いてあり、その上にメモ書きが添えられていた。シフトリーダーの字だ。なんでも、昼によく来る年配客が弁当を買おうとしたのだが、お金を持っていなかったと。しかも弁当をレンジで温めてしまってから「三万円」と書かれた紙を出してそれで支払おうとしたという。何それ怪奇現象じゃん。お金がない客に品物を渡すことはできない。だが、レンジで一度温めてしまったお弁当は、もう売り物にならない。実質万引きされたようなものだ。
メモ書きで気になったのは客の特徴が「よく来る年配客」だけで、しかも何時頃に来店したのかも書かれていないこと。それで誰かわかるかい。