2022-01-08

https://togetter.com/li/1827762

いつから映画業界では「アファーマティブアクション’(差別是正のための臨時的逆差別措置)」のことを「ポリティカルコレクトネス」っていうようになったんですか……。 アファーマティブアクション自体は賛成だけどそれを社会的正義って言われると「アメリカ人は本当に傲慢やな」って思う。 白人世界中えげつない差別を作り出しておいて、それが批判されてるからあわてて是正してるだけなので、「不良がいいことしたから誉めて」理論じゃん。

この人が仕事が欲しいか自分にとって都合の良い風潮を推し進めたいって気持ちはめちゃくちゃわかるんですけど、あくまでもポジショントークっていう自覚を持ってほしいんですけど。こんな目をキラキラさせながら言うべき話じゃないでしょうに……。 これ要するに「映画の中で理想現実を描こう」であって、フィクションの力によって現実を変えようって話でしょ。「社会にとって望ましいもの」以外は映画で描くなってのは「退廃芸術滅ぼすべし」と表裏一体の発想だよね

ただ、これは逆に考えれば面白い。「当事者」さえ出せばそのキャラがどんな行動をさせても文句は言われないわけだ。 当事者であれば文句は言わせない。 さすがにそれで「当事者にこんな役をさせるなんて」って言い出したらもうすべてが崩壊する。

個人的には、マスターキートンで描かれた「商社マンクリスマス回」とか、オフィス北極星の7巻みたいに「ステレオタイプゆえの誤解」をしっかり描いてそれを覆していくような強い展開が見たい。 当事者だしてありのままに演技させるというルールで、果たしてそういう面白い作品ができるのかは実験なので、この人が「ポリコレから」ではなくて「面白いから」という理由評価されるような作品制作してほしいと思う。

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