例の松田聖子と神田正輝の会見に対する反応をSNSで見てて思った。
事件の内容はともかく、なんか昭和から平成初期の頃までのニュースだと、ああいう映像よく見た気はするんだよね。
事件性のありものだけじゃなくて、普通に天寿を全うした有名人の場合でも、最近は葬儀とかは身内で済ませてしまってカメラはいらないことが多いし。
テレビの画面だけじゃなくて、社会生活してても、もともと葬式というのが昔ほど呼ばれないものになっているし、コロナ以降はその傾向強まったから、あんまり遺骨の箱自体、見たことがない人が多いのかもしれないな。
日本人は特に遺骨に対する思いがつよくって、焼き場で遺骨に拾うのにお作法があったり、あの白い布で箱を積んで運ぶ風習は日本独自のものだという。
個人的に親のやつ持ったけど、まあ壺の種類にもよるのかもしれないが、あれは思ってる以上に思いもんである。
とくに、戦時中、戦地から帰った遺骨を運ぶ作法として定着したという話も聞いたことあるけど。
そういえば、戦中戦後のニュースフィルムでは、やたらとあの布で包んだ箱をもった遺族の映像とか、よく見るような。
子供の頃、なんどか電車であの箱を運んでる人を見た記憶があるんだけど、最近は見ない。自分がたまたま見ないだけなのが、遺族が遺骨を運ぶような機会が全体として減ってるのかは知らないが、なんとなく死に関するものはショックを与えるからどんどん社会から見えないようにしましょうという圧力があるような気はする。