いわゆる不可触賤民?という、地元でも誰も寄り付かないような村の近くを通りかかった。
なにやら森の中に小学生くらいの男女4~5人が何かを探しているような動作をしている。
「彼らはなにをしているのか」と問うと、バイクタクシー&観光ガイドのおじさんは
「生活のために何かを探している」(?)的なことを答えてくれた。
お互いの英語が拙かったのでよくわからなかったが、何か不思議な感じであった。
明らかに山菜や木の実が取れるような森でもなく、意味がよくわからなかったが、
当時若者であったワイは、その無意味とも思える行為に子供たちが従事していること、
そこまで日々の生活に困窮していることに悲しくなってしまった。
金を渡しただけだとわかると安堵していたようだった。
その後も同じようなことをしている子供たちが何人もいたので、
子供たちは淡々としたようすで、5ドルの意味がよくわかっていなかったようだが、
山中の数時間のロードトリップが終わり、バイタクのたまり場に戻ると、
おじさんは「このジャパニーズはこれこれこういうことをしたんだよ」
みたいなことを仲間に伝えていたようだった。
すると仲間のおじさんが突然こちらに抱き着いてきてサンキュー的なことを言っていた。
不可触選民とはいうものの、現地民とっても、彼らの貧困は目に余るものだということだろう。
日本で、自分と家族のためだけにサラリーマンをするのではない、