2021-05-25

むかし海外バックパックしてたとき

いわゆる不可触賤民?という、地元でも誰も寄り付かないような村の近くを通りかかった。

なにやら森の中に小学生くらいの男女4~5人が何かを探しているような動作をしている。

「彼らはなにをしているのか」と問うと、バイクタクシー観光ガイドのおじさんは

生活のために何かを探している」(?)的なことを答えてくれた。

お互いの英語が拙かったのでよくわからなかったが、何か不思議な感じであった。

明らかに山菜や木の実が取れるような森でもなく、意味がよくわからなかったが、

当時若者であったワイは、その無意味とも思える行為子供たちが従事していること、

そこまで日々の生活に困窮していることに悲しくなってしまった。

バイタクを止めてもらい、彼らに5ドルくらいずつわたした。

バイタクの人は最初は「かかわるな」と警告してくれたが、

金を渡しただけだとわかると安堵していたようだった。

その後も同じようなことをしている子供たちが何人もいたので、

そのたびにバイタクを止めてもらって5ドルずつあげた。

子供たちは淡々としたようすで、5ドル意味がよくわかっていなかったようだが、

おそらく親に渡すだろうと思ってこちらも淡々とあげた。

山中の数時間ロードトリップが終わり、バイタクのたまり場に戻ると、

おじさんは「このジャパニーズはこれこれこういうことをしたんだよ」

みたいなことを仲間に伝えていたようだった。

すると仲間のおじさんが突然こちらに抱き着いてきてサンキュー的なことを言っていた。

不可触選民はいものの、現地民とっても、彼らの貧困は目に余るものだということだろう。

このような経験若いころにしたことは良かったと思っている。

日本人は恵まれているのである

日本で、自分家族のためだけにサラリーマンをするのではない、

仕事を拡大して、貧困を緩和するようなことに間接的にかかわるようなことを、

日本人としてやらなければならない、という意識は刷り込まれたと思う。

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