2020-09-06

「来る」の妻夫木聡はクソ旦那なのか?

理想旦那ではない。だが死んで当然のクソ旦那か?

原作は読んでいない。映画描写だけで判断するが、死んで当然のクソ旦那かと言われるとNoなのだ育児に協力しないでネットイクメンを演じていることを罪のように言われるが、実際に結婚する際に大量の借金まで返してやったという時点で経済的にはまったく不自由させていないことがわかる。育児に協力しないというが、経済的には100%必要を満たしているわけだから家事経済の分業をしているわけで、死んで当然のクソ旦那か?と言われるとNOであるイクメンを演じたいならきちんとやれよというのはわからんでもないが、妻の方は妻の方で不倫はしてるわ、旦那を愛してないで結婚するわ、正直さっぱり旦那けが責められてるのがわからない。旦那不倫してる節はあるがそこは明示されてないのでわからない。

実際に死ぬべきクソ旦那だとすると、子供も育てず金を家に入れずに酒ばかり飲んで暴力子供や妻に振るい、キレ散らかす程度のヤバさがあるべきだと思う。田舎やばい旦那はそのレベルであり、作品空気としてのヤバい旦那としても描写は、正直なところよくわからない。育児をしない旦那というのは死ぬほどのクソ旦那か? だが、経済的甲斐から見ると専業主婦に全て任せるというのは、決しておかしなことではない。偉そうに育児を語ってるんじゃねえという話ならわかる。しかしクソ旦那としてのレベルはかなり低い。モノホンのクソ旦那マジでヤバい悪霊を呼び込んだ子供は、別に育児放棄を悪霊を呼び込んだ時点でされているわけでもない。性的虐待をされているわけでもない。悪霊を呼び込まれてぶっ殺されて納得のクソ旦那ではないのだ。むしろ家族を守る旦那としての理想像の原点方式からしたら満点には程遠いが、それでも「家族を守るために危険地帯にわざわざ行って死ぬ」というだけで相当勇気のある良い旦那ではある。

なんか、「家族像の理想点が高い」とか「親に対するハードル作品をつくった人間が高いんだな」と思う。

正直、あのレベルなら家族としては決して崩壊しているレベルではない。

悪霊勝手に割り込まなければ、そのままなんとか折り合いをつけて、時間と共に上手くやっていけたと思う。

あの程度で、クソ旦那扱いを作品がしているのを見るとむしろ怖い。本物のクソ旦那を知らないのではないかと思う。

  • ・原作では借金を返す描写はない。 ・死ぬべきか判断するのは人の価値観ではなく「ぼぎわん」(原作の「来る」ものの名前)。

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