ラブドールなるものがあるらしい。おっさんなのでへー以上の感想はないが、法規制すべきとまで激しく爆発している女性とか多いらしい。
そこに論理的な説明を試みる人たちが結構いるが、そういう人らの立場に立つとなんか分かる気がした。
女性からすると嫉妬して怒ってるのではなく、彼女らの認知のどこかにあるスイッチを押してるから怒るのだ。
それはおそらく二つあり
「私たちの体や精神は工業製品ではないが、そのように扱われてきた」
「男は工業製品と実際の女をきちんと分けるべきだが本能的にできない悲しい生き物」
ではないだろうか。
前者は正しい、が、もしかしたら過去にそのように扱われていなくとも、扱われたことにさせるような洗脳が施されている可能性はある。
後者は大きく間違っているが、過去の経験や周囲の情報によってそう思わされている可能性はある。
ここであえて洗脳と言ったが、おそらく彼女らの人生の中で自然に植え付けられていると思う。少女漫画とかトレンディドラマに出てくる理想的な男性こそが男性の正解であり、そうでないならおかしいというような洗脳。
さて、昔はオナホというような明らかに「器具として穴が空いたシリコンの塊」でしかなかったが、ラブドールともなるともはや人間の、それも男性の都合と性癖だけを取り入れたかなり美しいものができてきて、かなり自分たちによってきている。
「男性は結局ちくわみたいなシリコンの塊では満足できず、限りなく自分たちにおもちゃを寄せたいのか、この文脈の先にあるのが我々女性なのか」
そう思わされてるのではないだろうか。
客観的に見てそれは間違いだ。男性はおもちゃはおもちゃであり、人間は人間という区別がつく生き物だ。ラブドールを買って使ったとしてもそれは人間ではないから人間として扱ってないのであって、実際の女性をラブドールにしたいけど捕まるからお金を払って渋々ラブドールを買っているわけではない。
つかない男性もいるがそれは男性の全てではない。だが、そういう性質の男性を捕まえて「これが男性一般が持つ男の本性」みたいに歪めて伝えている人がいるのだろう。