今の大人は誰かを批判するならヲチ板でやるか増田でやるかとか、まあとにかくインターネットの深淵的な場所でやることを考えると思うし、
「それがルールだよね」みたいな感覚を持ってる人も多いと思う。
さらに今の大人はヲチとか粘着をゴミクズの行為だと自覚しながら深淵でやっていたと思うんだけど。今の10代~20代はおそらく
「目の前に対象者がいるんだから好きなことを言える」という感覚に陥ってると思うんだよね。
そういうゴミクズな行為は相手の見えないところでやりましょうというゴミクズなりのルールが世間に広まらなかった。
テラスハウスの出演者をTwitterで誹謗中傷していた件は、テラスハウスのターゲットである10代~20代と思われる人たちが
「お前早く消えろよ」みたいな感じで文句をそのまま出演者のアカウントにリプライ送る形で投げてた。つまり「インターネットを使って対象者を批判するならこう使え」的な知識が、
まあゴミクズな行為なもんだから知識として啓蒙されず、対象者がインターネットに降りてきた今、最悪な感じになっていることを体現した一例となった。
ネット中傷の責任は2000年代にインターネットを謳歌していた大人にあると思う。ヲチや粘着といった行為がどのような行為なのか、そこにはどのようなルールがあるのかを
しっかりと明確化できず、そしてその知識が教育現場で生かされなかった。「インターネットで相手を傷つける行為は辞めましょう」という一言で全ての若者は問題点を理解できるという性善説で
タイトルの対象には自分も含まれている。自分としては「ネット中傷は辞めましょう」ではなく、「中傷がしたくなったらこういう場所を使え、ただしゴミクズであることを自覚した上で」という形で啓蒙していくしかないと思う。